前回(【都構想否決についての感想2】- 議論かケンカか、抗議か圧力か?)の続きです。 日本の社会問題を考えるうえで絶対に避けることができないのは「大東亜戦争開戦」です。それがすべての原点と言えるでしょう。 ■大東亜戦争時のウソ(デマ) 当時の状況を考えれば、すでに日中戦争を始めている状態で、国民が一致団結しなければどうにもならない。戦争とはそういう状態であるので、国民に一致団結を呼びかけるのは間違いとは言い難い。 そこで多くのウソがまかり通っていった。 このウソが蔓延したことは大本営だけが悪いわけではない。むしろ国民全員が言っていて、訂正できない空気になったことが問題でしょう。 誰かが言ったウソは、尾ひれがついてもっと大きなウソになって返ってきた。訂正することは、国民が一致団結せねばどうにもならない状況において、不合理となってしまった。 最も影響を与えたウソの内容は、「日本は強い(勝てる)