大阪市営地下鉄御堂筋線の駅構内に、「乗車位置案内」が張られているのにお気付きだろうか。全20駅のエレベーターやエスカレーター、階段、出口などと各号車の停車位置を1枚にまとめて図示したもので、昨年12月からホームの柱などに掲示されている。 例えば、梅田駅で阪急電車に乗り換える場合、7両目と9両目に乗車すれば、乗り換えに便利――ということが即座にわかる。乗る前に確認しておけば、降りた時にまごつくこともないし、無駄に歩く必要もない。急いでいる時にはスムーズな乗降や乗り換えに役立つので、私も目にした時は少しうれしかった。 市交通局が利用客から要望を受け、広告代理店とタイアップして作製した。代理店が製作費など全費用を負担する代わりに、「乗車位置案内」の下部に広告スペースを設け、代理店が広告主を募って費用を賄う仕組みだ。利便性を高めつつ、交通局は費用を負担せずに済み、まさに一石二鳥。 東京メトロは、9