茨城県の橋本昌知事と、日立や鹿嶋など同県太平洋沿岸の9市町村長は5日、福島第1原発からの低濃度放射性物質を含む汚染水の海への放出で、事前に情報提供がなかったとして、菅直人首相と東京電力の勝俣恒久会長に抗議文を送った。 抗議文は、規制値の最大数百倍という高濃度の汚染水放出は「通常では考えられない行為」で、住民の健康や環境に大きな影響を及ぼすと指摘。 やむを得ない緊急処置としても、申請の20分後に国が容認したのは極めて疑問で、今後は情報開示や地元自治体との連携を十分行うよう求めた。
茨城県の橋本昌知事と、日立や鹿嶋など同県太平洋沿岸の9市町村長は5日、福島第1原発からの低濃度放射性物質を含む汚染水の海への放出で、事前に情報提供がなかったとして、菅直人首相と東京電力の勝俣恒久会長に抗議文を送った。 抗議文は、規制値の最大数百倍という高濃度の汚染水放出は「通常では考えられない行為」で、住民の健康や環境に大きな影響を及ぼすと指摘。 やむを得ない緊急処置としても、申請の20分後に国が容認したのは極めて疑問で、今後は情報開示や地元自治体との連携を十分行うよう求めた。
国際会議で日本の影が薄いのは、もはや驚かない。COP15でも、米国と中国の存在感ばかりが目立った。ただ、今回は鳩山首相が、世界で最も厳しい温室効果ガス削減目標と巨額の途上国支援をひっさげて臨んだだけに、むなしさが余計に募る。 ▼なぜだろう、と考えているうちふと思い立って、フランス文学者の河盛好蔵が、昭和25年に発表したエッセー「Bクラスの弁」を読み返してみた。河盛は、同時代を生きた小林秀雄や井伏鱒二らがAクラスに属するのに対して、Bクラスを自称した。 ▼といっても、卑下しているわけではない。「才能や能力の質の相違」であって、「実力のあるBクラスになることは、Aクラスの亜流になるより、遙(はる)かに難しい」という。Bクラスとしての職分を果たすために、Aクラスが「到達せんとする世界や目的に向かって、彼らと同様に熱心な注意を払い、彼らが刻々と占めてゆく位置についての観測を誤ってはならない」と説い
現状、日銀は「とりあえず」とはいえ責務を果たし、政府もここにきて「大型の補正をするかも」ということで、市場は若干の期待感もあり、日経平均も10000円を超える水準になりました。とはいえ、財政赤字をこれ以上増やすわけにはいかない状態にあり、期待の「埋蔵金」も言うばかりで出てこないことから「さらに景気が下振れする」という可能性は十分に残っていると考えた方が良いと思われます。 このような中、何をどうすれば経済が良くなるのかは難しいところです。補正規模が多額になれば、年末と言うことで「助かった」という人々も多いとは思いますが、景気回復と言う意味では「一過性」に過ぎないと思われます。 では「どうするか?」なのですが、小手先やテクニカル的な政策に走るのではなく、やはりここは「国家戦略」を明確に打ち出し、それに向けてのイニシアティブを政府がやっていくしかないと思います。特に、現在のような「カオス」の状態
前原国土交通大臣が八ッ場ダムの視察に向かった。 これと前後して洪水のように溢れるテレビ報道は、どれもステレオタイプな表層をなでるばかりのもので、「ここまで造ったのにもったいない」「住民の怒りはおさまらない」などと繰り返している。私たちが10年にわたってこのダムの問題点と向き合ってきたのは、「造ること自体がもったいない」「住民の意志は踏みにじる」旧建設省河川局以来の国の姿勢そのものだった。 政権交代によって危機に陥った国土交通省のダム官僚たちが煽っているデマを何の精査もせずに垂れ流しているテレビ番組を見ていると「思考停止社会」も極まっていると感じる。まず代表的なデマは「工事の7割はすんでいて、あと3割の予算を投入すればダムが出来る」というもの。これは4600億円の予算をすでに7割使用したということに過ぎなくて、工事の進捗率とは何の関係もない。嘘だと思ったら、国土交通省河川局に聞いてみるといい
長期的な政策なしにバラマキを競っている日本の与野党に比べて、オバマ政権は10年ぐらい先をにらんだ国家戦略を着々と進めている。日本では「グリーン・ニューディール」という名前から、環境政策ばかりに関心が集まっているが、本書もいうようにその本当のねらいはエネルギー戦略である。特に中東の石油への依存度を減らすエネルギー安全保障と、壊滅した自動車産業の失地回復という要因が大きい。 こうした戦略のコアになるのが、スマート・グリッドと呼ばれる次世代電力網である。これは太陽光や風力などの自家発電を電力網に取り込んで情報化する、というのが表向きの理由だが、本当のねらいはボロボロになった電力網を更新して情報ネットワークと一体化することにある。グーグルやIBMがこれに力を入れているのも、電力網のグローバルな標準化によって、かつてのインターネットのような革命的な変化が起こる可能性があるからだ。 もう一つ、ガソ
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