「基礎科学力強化懇談会」に出席した益川敏英氏(右端)ら歴代ノーベル賞受賞者・受賞決定者=7日、東京・霞が関 ノーベル賞4人受賞の快挙を弾みに日本の基礎科学研究の振興を図ろうと、文部科学省は7日、歴代受賞者・受賞決定者らから意見を聞く「基礎科学力強化懇談会」を都内で開催。「欧米の褒めて育てる文化を取り入れれば、もっと良くなる」「先生は自分より優れた弟子をつくることが大事なのに、日本では逆に排除したがる」といった指摘が出た。 今年の物理学賞に決まった小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授(64)と益川敏英・京都大名誉教授(68)に加え、江崎玲於奈(83)、小柴昌俊(82)、利根川進(69)、野依良治(70)、田中耕一(49)の計7氏が参加。 「自由に述べてもらうため」(文科省)として、あいさつを除き非公開となった。同省によると、ほかにも「米国では分野の違う人と話せる機会が多い」「生物医療分