史実では日本が圧倒的に有利と思われた慰安婦問題でも、海外世論の味方なしには決着出来ない時代になった。日韓両国間の問題であったはずの慰安婦問題だが、焦点が「女性の人権」に移ると、「人権」や「差別」に敏感な欧米世論が巻き込まれ、日本に厳しくなった。 この現実は、海外を相手にした広報活動、世論公作(ロビー活動)が日本にとって欠かせない事を教えてくれた。ここで気になるのが、「女性」や「他民族」などデリケートな問題で差別発言を連発する石原慎太郎氏の存在である。 問題発言の幾つかを拾ってみると: 女性について:「男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だ」 心身障害者について(治療にあたる病院を視察した際に):「ああいう人ってのは人格あるのかね」 同性愛者について:「テレ