【ニューヨーク=小谷野太郎】米カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は25日、インターネット検索サービス最大手の米グーグルが開発中の車の自動走行システムに関連し、公道での走行試験を認める法案に署名した。 米ネバダ州も今年5月、同社に公道での走行試験を認めており、「夢の車」の実現に向けて、一歩前進した。 グーグルは2010年から、運転手がいなくても自動で走れる車の開発を進めている。トヨタ自動車の「プリウス」を試験車両に採用し、車体の屋根や前部に取りつけた衝突防止用のセンサーなどで歩行者や障害物を感知し、接触を避けながら走る。試験走行は既に約48万キロ・メートルに達した。グーグルは、5年以内の実用化を目指している。