東京・日比谷公園で行われた集会では、約3万人が黙とうした後、音楽家の坂本龍一氏が「リスキーな方法で電気を作る必要はない」と自然エネルギーの活用を呼び掛けた。 また、原発の再稼働反対を訴える団体の1万人超が日比谷周辺を行進した後、国会議事堂を“人間の鎖”で取り囲み、「脱原発社会を作るぞ」と気勢を上げた。 福島県郡山市の野球場でも集会に1万人超が参加。作家の大江健三郎さんが「原発に大事故が起これば、私たちは将来の人間から、人間らしい生活の場を奪うことになる」と訴えた。 ◇ 東京電力本店(東京都千代田区)では、管理職以上の社員約150人が午後2時46分に黙とうをささげた。その後、西沢俊夫社長が福島第一原発からテレビモニターで、「今なお皆様に甚大なご迷惑をおかけしている」と謝罪した。