【台北=源一秀、ローマ=末続哲也】米ニューヨーク・ウォール街で続く「格差是正」を求める若者らのデモは15日、アジアや欧州に拡大した。 インターネットで同日を「一斉行動の日」にしようとの呼びかけが行われ、賛同者が各地でデモに参加した。呼びかけ団体は世界80か国以上、900以上の都市でデモが計画されたとしている。 台北では、約100人の若者が超高層ビル「台北101」の周りでデモを行った。参加者は「仕事が欲しい」などと書いたプラカードを手に行進した。 韓国では、ソウル市内の官庁や駅前で午前から、市民団体がデモを行い、夕方、約600人が市役所近くの広場で合流。横断幕には「1%(の富裕層)を代弁する資本主義は壊れた」の文字も見られた。 オーストラリア・シドニーでは、金融機関やオフィスビルの並ぶ「マーティン・プレイス」や周辺で約2000人がデモを行った。 デモは欧州にも広がり、ロンドンやローマ、マドリ