日本が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に推薦していた「和食 日本人の伝統的な食文化」が登録される見通しになったと、文化庁は22日発表した。 事前審査にあたるユネスコの補助機関が、「登録」と勧告した。これまで補助機関の登録勧告が覆った例はなく、12月にアゼルバイジャンで行われる政府間委員会で正式に決定する見込み。 正式に決まれば、食をテーマとした無形文化遺産としては、「フランスの美食術」、スペインやギリシャなど4か国が提出した「地中海料理」、「メキシコの伝統料理」、トルコの「ケシケキ(麦がゆ)の伝統」の4件に続く登録となる。 「和食」の推薦書では、四季や地理的な多様性による様々な食材の使用や、自然の美しさを表した盛りつけなどの特色に加え、正月や田植えなどの年中行事に密接に関係する社会的慣習であるとしている。 日本からはこれまでに、「歌舞伎」「能楽」や、各地の民俗芸能など計2
世界遺産登録へ 海越えて広がる富士山の裾野(5月2日付・読売社説) 古くから日本文化の象徴として親しまれてきた霊峰「富士山」が、世界文化遺産に登録される見通しとなった。 来月、開催される国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、正式決定される。 富士山が世界の宝となるのは、喜ばしい。国内では、2年前に登録された「平泉」に続いて13件目の世界文化遺産となる。 政府は世界遺産の構成資産として、富士山頂の信仰遺跡群や富士五湖、冨士浅間神社など25件を申請していた。 ユネスコの諮問機関は勧告の中で、「三保松原(みほのまつばら)」以外の構成資産について、顕著な普遍的価値を持つことを認めた。その意義は「日本をはるかに越えて(世界に)及んでいる」との見解も示した。 日本人は、美しくそびえ立つ富士山を、神秘的な山として信仰の対象としてきた。富士講と呼ばれる富士登山に、江戸時代の庶民はこぞって
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