【ソウル=竹腰雅彦】聯合ニュースは18日、朝鮮労働党の朴南基(パクナムギ)前計画財政部長が、先週、デノミネーション(通貨単位の切り下げ)失敗の責任を問われ、処刑されたと報じた。 北朝鮮問題に詳しい複数の消息筋の話として伝えた。 聯合電によると、朴氏は、デノミ失敗の混乱による民心悪化や、後継体制構築への悪影響などの全責任をかぶせられ、「反革命分子」として平壌市郊外で銃殺されたという。 朴氏は北朝鮮経済の司令塔である党計画財政部長として、09年11月に実施されたデノミを指揮。今年1月初めまで、金正日(キムジョンイル)総書記の国内視察への同行が報じられていた。