NHKの有料番組配信サービス「NHKオンデマンド」(NOD)が、今月でスタートから1年を迎えた。 会員は約25万6000人(11月末現在のパソコン利用者)に達したが、今年度上半期の支出10億円に対し、収入は1億円と大幅な赤字の状態が続いており、利便性向上に向けた模索が続いている。 ◆番組を好きな時に◆ NODは、ブロードバンドに接続したパソコンや高機能テレビ、ケーブルテレビのサービスを通じて、NHKの番組を好きな時に見られる有料サービス。10日以内に放送した番組を見る「見逃し番組」と、過去の映像資産を見る「特選ライブラリー」の2種類があり、料金は1本315円が中心。見逃し番組の「見放題パック」は月額1470円だ。 昨年12月のスタート直後には、番組視聴ソフトの更新方法がわかりにくいという問題が発生。パソコンの基本ソフトが「ウィンドウズ」、閲覧ソフトが「インターネットエクスプローラー