【ワシントン=柿内公輔】米連邦議会選は7日までの開票の結果、民主党が上院(定数100、改選33)で改選前より1議席上積みの54議席(同党系無所属1を含む)を獲得し、過半数を確保した。下院は共和党が過半数を占め、上下両院の「ねじれ」が続くことが確定した。 CNNテレビなどによると、上院で最後に残った中西部ノースダコタ州で民主党のハイトキャンプ氏の当選が確実になり、全議席が確定。共和党は非改選を含め45議席と2議席減らした。下院は全435議席が改選され、これまでに共和党が233議席(改選前240)を獲得。民主党は194議席(同190)となっている。 一方、AP通信などによると、女性議員は上院で20人、下院では少なくとも81人に達し、過去最多になるという。また、初の同性愛者や仏教徒議員が誕生したほか、ヒスパニック系議員の数も大幅に増えるなど、新議会はいまの米社会を反映した多様性に富んだ顔ぶれとな