2013年02月13日10:00 カテゴリ日本経済経営 貿易立国日本は過去のものか? 2012年の経常黒字が最小になったと発表がありました。経常黒字がなんだ、という方も多いでしょうから一言だけ解説すると、経常収支とはモノを売り買いする貿易収支、旅行などのサービス収支、拠出金などの移転収支、そして、海外の会社からの配当などの所得収支の四つに分類されます。そして日本は長年、貿易収支が大黒柱であったのですが、遂に輸入が輸出を上回り赤字となったことで足を引っ張ることとなり、四つの要素の合算である経常収支で経常黒字幅が大幅に縮んでいるのです。 日本は貿易立国ということを小学校で習った記憶がありますがあれはどうかと思います。貿易依存度は1950年代でもGDPの10%台で今でもその水準を行ったりきたりしています。つまり、日本は圧倒的な内需の国である、という認識をしていただかなくてはいけません。 さて、1