携帯電話やパソコンのインターネット上で誹謗(ひぼう)中傷を書き込む「裏サイト」の被害が学校のみならず、企業でも深刻化し、大阪のIT(情報技術)コンサルティング会社が企業向けのリスク管理サービスとしてネット風評監視サービスを開始した。ちょっとした中傷でも放置すると、ブランドイメージの棄損や顧客離れにつながる可能性もあり、企業のリスクマネジメント対策としてサービス拡大を目指す。 監視サービスを始めたのはサイバー・サーベランス(大阪市西区)。ブログやネット掲示板などの会社裏サイトを監視し、報告だけでなく削除依頼といった対応策まで行う。 具体的には、同社が抽出した数百のネット掲示板やキーワードをもとに書込みを発見し、顧客企業に報告、対応策を協議する。同社では、危険レベルを5段階設置し、内部告発や営業妨害に当たると判断した場合は、弁護士と対応を協議したり、公式ホームページ上で事実関係の報告を行うよう