敦賀原発活断層 規制委は科学的判断に徹せよ(1月26日付・読売社説) いかに公正な判断を迅速に下すか。原子力規制委員会の姿勢が改めて問われている。 日本原子力発電敦賀原子力発電所(福井県)敷地内にある断層を規制委が追加調査した。 昨年5月、規制委が同原発2号機の真下を通る破砕帯(断層)を活断層と認定する評価書をまとめ、再稼働は困難とされていた。活断層の真上に原発を造ることは認められていないからだ。 しかし、原電が新たなデータを提示して再評価を求めたため、ようやく追加調査に至った。 規制委は、評価書をまとめた専門家チーム会合を再度開き、検討する。公正な議論が不可欠だ。 問題の断層について、原電は自社調査に基づき、「極めて古い時代にできたもので、今後活動する可能性はない」と主張する。 これに対し、規制委は、断層北端に別の活断層があり、連動するとの見解だ。だが、原電の追加掘削調査で、二つの断層は
マルハニチロホールディングスは25日夜、東京都江東区の本社で記者会見を開き、久代敏男社長とアクリフーズの田辺裕社長が3月31日付で引責辞任すると発表した。 1月から3月については報酬を半減する。久代社長は「容疑段階だが、事実なら、グループ内に悪質な犯罪行為に及ぶ人物の存在を許したことは痛恨の極み」とコメントした。
プロ野球楽天の田中将大投手の移籍先が、米大リーグの名門ニューヨーク・ヤンキースに決まった。契約は日本選手最高の7年総額1億5500万ドル(約161億円)にのぼる。 大リーグでも投手で史上5番目の巨額契約という。サッカーでも、日本代表の本田圭佑がイタリアの名門ACミランと契約し、「10番」を背負ったばかりだ。 過去には野球もサッカーも、大金を投じて全盛を過ぎた海外の元一流選手を国内リーグに呼び寄せた時期があった。いまや世界のビッグクラブが、エース候補として日本の若き才能の招聘(しょうへい)に未来を託している。日本の若者はすごいぞと、誇りに思いたい。 今季は田中の同僚となるイチローは「ヤンキースがどんなオファーを提示したか、ということよりもこのオファーを受けたことへの覚悟と自信に敬意が払われるべきだろう」とコメントした。 ミランが用意した複数の背番号から、あえてエースナンバーを選んだ本田の「覚
「子供の権利」を誤解した条例づくりが依然として後を絶たない。 長野県が「子ども支援条例(仮称)」の制定作業を進めているが、甘えやわがままを助長する内容にしてはならない。 子供の権利が強調されるようになったのは、20年前の平成6年に、日本が国連の「児童の権利条約」を批准したことがきっかけだ。12年に川崎市が「子どもの権利に関する条例」を制定するなど、各地の自治体で同種の条例がつくられた。 国連条約の本来の目的は、子供を飢えや病気、虐待などから保護することだ。しかし、自治体の条例では、子供の「意見表明権」といったものまで加わり、権利をはき違えたわがままを許す風潮が問題になってきた。 例えば親が子供部屋に入ると、「プライバシー侵害」だと子供が文句を言う。国連の委員会の場で日本の高校生が、制服を義務づける校則に反対して「意見表明権」を持ち出し、海外の委員から「制服もない国の子に比べ幸せ」などとたし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く