平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ ※カテゴリは、「その他のお問い合わせ」を選択して下さい。
中国・南宋時代の思想家、陳亮の「同床異夢」という言葉があります。同じことをやっていても、心の中ではまるで別の方向を向いているという意味ですが、今回の日米首脳会談については、正にこの「同床異夢」という表現が当てはまるように思います。共通の問題に関して討議がされており、表面的には両国の良好な関係が確認されたように見えますが、その一方で、日米の世論は余りにも「別の方向性を向いている」、そのことを図らずも今回の会談は浮かび上がらせたように思うからです。 そもそもアメリカでは今回の大統領のアジア訪問に関しては、それほど大きく取り上げられていません。例えば、オバマ大統領が羽田空港に着いたのが日本時間の23日(水)の夕刻で、その映像はアメリカの同日の朝7時のニュースに間に合ったのですが、NBCの報じ方は「あのケネディ大使の赴任している日本」にオバマが行っている、というまるで「セレブ大使」のスター性を前面
少し前に、お酒の場で、中国や韓国の反日行動に怒りを感じている、いわゆる嫌韓、嫌中の若い人と話をする機会がありました。それでわかったのは、なぜ、そんなに中国や韓国の過剰反応するのかの原因でした。ひとつには、自国への自信がゆらいでいることで、もうひとつは、それとも関連するのですが、中国や韓国が置かれている状況に関して根本的な勘違いがあることでした。 それで腑に落ちたのですが、日経ビジネスに、日本の多くの人が勘違いしているのではないかと指摘しているいいコラムがありました。 中国の「反日カード」を、日本の「日常」で無効化しよう:日経ビジネスオンライン 中国の高い経済成長、中国の富裕層が日本のみならず、海外の不動産を買いあさっているという話を聞いたり、高層ビルやマンション群が立ち並び、街中を超高級車が走っているところを見ると、錯覚が起こってきます。 日本人は「中国の大都市はもう日本と肩を並べるレベル
きのうメルマガでこういう質問を受けた: 昨今の円安で期待された輸出が伸びないことが明らかとなり、「期待と違う」みたいなコメントが多くなってきましたが、もう何十年と現地移管等をやって来たことが何故偉い経済学者や政治家には理解できないのでしょうか? これは(私を含めて)ほとんどの経済学者に予想できなかったと思う。アベノミクスに否定的な人でも、インフレで実質金利が下がれば円安になって輸出が増えるというリアルな効果はあると考えていた。ところが実際には、円安になっても輸出は増えず、輸入が増えた。原発停止によるLNGの輸入増という一時的な要因を除いても、貿易赤字はGDPの2%という空前の水準である。 その一つの原因は、アジアの契約企業に素材供給して製品輸入するサプライチェーンの変化で、円安になっても輸出価格が下がらないことだ。しかし為替レートが大きく下がればサプライチェーンを変更するはずで、1ドル=1
性犯罪というのは、一度おこると処理が難しい。たとえば、強姦犯を死刑にしたとする。これが被害者の救済に繋がるかと言えば、そうとは限らん。「加害者は処刑されました。殺人と同等の凶悪犯罪を犯したからです。つまり、レイプの瞬間、あなたは人格的に死にました」というメッセージが自動的に発信されてしまう。 刑罰の軽重を被害の重大さで設定する文化では、極刑は致命的被害の証拠。イスラム圏のように「神を裏切ったから死刑」という、別の論理があればで便利やけど、近代国家の刑法体系では無理な話やろ。 同じ凶悪犯罪でも殺人・強盗・傷害・放火は、被害の程度が可視的やから、こういう問題はおきにくい。ところが、性犯罪の被害は抽象的や。仮に宇宙人が地球上の全女性をアブダクションして検査しても、そのうち何人が性被害経験者かを推定するのは無理やろ。物理的な痕跡はないんやから。事件は現場でおこっているんじゃない。被害者の心の中でお
2014年04月29日10:00 カテゴリ日本経済日本の社会 物価上昇、仮にベースアップがなくても怖くない 「日用品の値上がり目立つ」とある日経の記事には4月は物価が3%程度の上昇になると指摘されています。「デフレ時代よ、さようなら、インフレ時代よ、こんにちは」なのでしょうか?更に28日の日経トップは「賃上げ15年ぶり2%台」で47%の主要企業がベアを実施したとあります。物価上昇と賃金、このあたりを今日は考えてみます。 まず、物価。あくまでも私の見立てですが、4月の物価上昇は予想できたことです。そして早くから3%という数字は出ていましたし、私も2,3週間前のこのブログで指摘していました。多くの専門家も同様の予想でした。理由はコスト上昇に我慢できずに消費税に便乗の値上げ。 ここから更なる物価上昇の可能性として企業が5月以降も値上げを果敢に行うか、という疑問です。円安により輸入物価が上がったと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く