解像度はフルハイビジョンの4倍、地上デジタル放送よりも高画質な「4K」の試験放送が6月2日に始まった。家電量販店などでは、すでに4Kに対応したテレビが販売されている。が、コンテンツの配信は、4Kに対応したインターネットの動画サイトなどに限られていた。 【詳細画像または表】 4K放送は13〜19時の6時間、無料で楽しめる。ただし、スカパーJSATの設備を利用して流しているため、家庭で視聴するには、対応テレビのほか、スカパーの4K専用ICカードとチューナー、アンテナが必要だ。なお、チューナーは6月25日にシャープが発売する。13日から始まったブラジルワールドカップは、4試合の録画放送が予定されている。 ■ 16年には8Kの放送も開始 試験放送を運営するのは昨年5月に発足した「次世代放送推進フォーラム」。総務省が音頭を取り、放送、通信、家電メーカーなどの企業が参加している。放送に必要な技術