ここ最近、東京大空襲についての報道をチェックしていたのだが、その中でもっとも印象に残ったのはTBSの夕方のニュースでの特集コンテンツでの、(東京大空襲で焼夷弾を落とした)元・B29乗員たちの「同窓会」の光景だった。 番組では、彼ら東京大空襲作戦に関わったB29乗員たちの多くは、1942年以降の志願兵、具体的にはパールハーバーでの日本の奇襲攻撃に憤り、軍に志願した者たちだと紹介されていた。 インタビューにおける、彼ら元パイロットの心情は、次の2つに集約されていたように思う。 (1)犠牲者をいたましく思う。 (2)しかし東京大空襲によって、戦争終結に追い込むことができたことを誇りに思う。 そして、同じくTBSの別番組(3月10日特番)の最後に、同じ「同窓会」での取材シーンが映し出されていた。取材側が空襲で黒こげになった母子の写真を元パイロットに見せる。元パイロットの一人は、呻くような言葉で以下