国土交通大臣は9月26日、JR宇都宮駅東口(宇都宮市)~本田技研北門(芳賀町)間14.6kmを結ぶ軽量軌道交通(LRT)の実施計画を認定した。2019年12月の開業を予定している。 宇都宮市は2013年3月、市内の東西を結ぶLRTの基本方針を策定。同年5月には宇都宮市の東側にある芳賀町もLRTの延伸構想を発表し、以後は両市町が共同で検討を進めた。全体構想は宇都宮市内の桜通り十文字付近から宇都宮駅を経て、芳賀町内の工業団地までを結ぶ約18km。このうち宇都宮駅東側の区間が優先整備区間とされた。 両市町と関東自動車、東武鉄道などは2015年11月、第三セクターの宇都宮ライトレールを設立。今年1月には宇都宮市・芳賀町・宇都宮ライトレールの3者が「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律(活性化法)」に基づき、優先整備区間の軌道運送高度化実施計画認定を申請した。LRT整備への反対意見も多かったこと