ロンドン五輪では、100ミリリットル以上の液体の持ち込みが禁止される。液体爆弾、もしくは生物兵器や猛毒によるテロを防止するための措置だ。航空各社でも2006年から液体の持ち込みが禁止されており、それと同様に、液体のほか、エアゾール、ジェル、過剰な量の食べ物もNGとされる。アルコールやピクニック用のバスケット、クーラーボックスなども持ち込むことができない。 もし、持ち込もうとすれば、入り口で没収。このため、来場者はオリンピック・パーク内の売店で飲み物や食べ物を買わなければならないのだ。セキュリティー上、致し方ない措置とはいえ、競技場内の値段設定が「ボッタクリではないか?」との批判も出ている。 例えば、ミネラルウオーターは1.6ポンド(約200円)、コーヒー2.6ポンド(約320円)、330mlのハイネケンビールは4.2ポンド(約510円)、1/4サイズのボトルワインは4.8ポンド(約580円