「お風呂はゆっくりつかってください。できたら運動もしたほうがいいですね。体温が低いようだから気をつけてください」 埼玉県鶴ケ島市の閑静な住宅街で治療室を営む鍼灸師(しんきゅうし)の高原光子さんは、頭痛に悩む女性にこう告げた。頭痛の症状は治療で抑えられる。だが高原さんは、体質そのものが衰えていることを問題視した。この女性が低体温症であると判断したのだ。 人間には体温を一定に保つ調整機能がある。その体温が低くなると人間の持つ機能が弱まり、さまざまな症状が現れる。 高原さんによると、体温が1度低くなるだけで、免疫力は37%、基礎代謝は12%、体内酵素の働きは50%低下する。体内酵素のうち、消化酵素の働きが落ちれば栄養を吸収しにくくなり、代謝酵素が減れば体内の解毒能力が落ちる。結局、治癒力が弱まり、生命維持活動に支障をきたす。 原因は何か。 高原さんは不適切な生活習慣にあると指摘する。 「現代人は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く