ハートのクッションとバランスボールが置かれた「占いの館」の待合。テーブルには「いつまでも輝いていよう」と書かれた色紙と、難民救援の募金箱が=東京・原宿 ■癒やすのは自分だけ 東京都小金井市の主婦、林和美さん(55)=仮名=は、外資系の会社に勤める夫(54)と高校生の二男(17)の3人暮らし。年末年始は、体調を崩した父のもとへ1人で帰省した。 残った夫と二男は、元日は2人で外食し、2日と3日は、それぞれ別々にコンビニ弁当などですませたという。 「夫は2日から仕事だし、息子はアルバイト。子供を連れて実家に帰ると双方気を使わせます。正月といっても、もともとおせちは食べないし、『何か作っておいて』というリクエストもなかったですよ」と明るく話す。 広告会社「アサツー ディ・ケイ」200Xファミリーデザイン室長の岩村暢子さんが、平成11年から2回にわたり、クリスマスと正月に焦点を絞り、首都圏の延べ23