【産経抄】６月３日 - MSN産経ニュース
小学校５、６年生で、英語の授業が必修化されて２年たつ。一部の私立小学校では、ずっと以前から行われてきた。かつて同時通訳者として活躍し、現在は大学で教鞭（きょうべん）をとる鳥飼玖美子（とりかい・くみこ）さんが通う小学校もそうだった。 ▼ある日、家で教科書の予習をしていて、英語が堪能だった母親から、ｈａｔの発音を教わった。学校でその通りに読むと、先生から怖い顔で注意されてしまう。「子供のくせにキザな発音するんじゃないの」。日本語の発音で、「ハット」と言い直しをさせられ、いたたまれなくなったという。 ▼鳥飼さんは、小学校の英語教育に慎重な立場を取っている。その根っこには、自身の体験があるそうだ。（『戦後史の中の英語と私』みすず書房） ▼世界市場での生き残りをかけて、社員に英語力の向上を求める企業は増えるばかりだ。英語で授業を行う大学も珍しくなくなった。そんななか、政府の教育再生実行会議が出した提
韓国で「英語村」人気 近さと安さ受け、日本人も - MSN産経ニュース
激烈な受験競争など教育熱の高さで知られる韓国で、英語教育が盛んになっている。中でもユニークなのが「英語村」だ。 ソウルから北西に車で約１時間。京畿道坡州市に、京畿道が設立した財団が５年前から運営する「英語村」がある。東京ドーム６個分の広大な敷地に役場や飲食店など英国風の建物が並び、道路標識や看板は全て英語。 入り口の「出入国管理事務所」で「入国目的」を聞かれるなど、ここから先は英語使用が原則だ。 坡州市の英語村は合宿形式で１泊２日から４週間までのプログラムを提供。英語圏出身の講師が徹底指導する。入村者の大部分は韓国人だが、日本や中国、ロシアからの参加も目立つ。費用は４週間で１８０万ウォン（約１３万円）前後と「海外留学より安い」（英語村）。隣国の日本人や中国人から見ても英語圏への留学に比べ、近さと安さが魅力のようだ。（共同）
【英語貧国（１）途上国に学ぶ】日本とフィリピン直結、１２９円のスカイプ英会話＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
東日本大震災が起きたとき、米オハイオ州のＷＣＰＯテレビ記者、ハギト・リモールさんは別の取材で沖縄を訪れていた。大阪、東京と移動の先々で地震関連の記事も送ったが、米国のネットサイトに多くを頼らざるを得なかった。 「近くで起こっていることなのに、はるかに離れた場所から発信される情報を見ていた。日本発の英語情報が少なくイライラした」 日本にいた外国人の多くが同じ状況に陥り、不安を募らせたことは想像に難くない。被災地に遠い関西でも留学生が大挙して帰国した。グローバル時代の震災は、日本における英語の過疎状態をあぶり出す。 そんな時代もあったと、次の世代は言うだろうか。▽ ▽ ▽ 兵庫県宝塚市にある自宅のマンションで菅原京香さん（１０）が、マンツーマンのレッスンを受けている。パソコンのテレビ電話機能スカイプを使った英会話だ。 「こんど休みに家族でロサンゼルスに行くのよ」と言うと画面の女性講師が、「
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【英語貧国ジャパン】（１）努力すれどはるかに遠し “ウルゲント”の笑撃 (3/3ページ) - MSN産経ニュース
