グリーは4月13日、5月10日に開催するVRカンファレンス「Japan VR Summit」(JVRS)の説明会を開催。その中で、VRについての考え方や、米国などと比べて日本でVR(バーチャルリアリティ)市場が盛り上がらない理由が語られた。 VRは「人間がいる」と”錯覚”すればいい 同日の説明会で登壇したVRコンソーシアム代表理事の藤井直敬氏は、「VRの本来の意味は仮想現実ではない。見た目は異なっていても、実質的には同じものという意味」と説明。その上で、VRは人類の認知を拡張し進化させる環境技術であると語る。 VRと聞くと、ヘッドマウントディスプレイを装着して、異世界を体験できるようなものを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、現実空間をCGなどで完全再現することは難しく、VRを体験する人も「現実世界とは違うもの」と自覚している。そうしたVRの現状に「不満があった」と藤井氏は話す。 そこで同