熾烈なシェア争いが続いている携帯電話市場では、ここ数ヵ月だけでも、各キャリアから様々な新サービスが打ち出されている。果たしてユーザー側は、自分が使用している携帯電話に対してどのような評価を下しているのか。不満や要求があるとしたら、キャリアの新サービスはそれらに対応しているのだろうか。『携帯電話“個人利用”実態調査2007』 (2007年7月発行)の調査結果より、各キャリアごとのユーザー満足度に影響を与える要素について分析した。 『携帯電話“個人利用”実態調査2007』(実査期間:2007年6月13〜15日)では、現在使用している携帯電話の満足度について、携帯電話本体の各種機能や通話料金などのサービスについて具体的に25の要素を挙げて質問し、その後で総合満足度をたずねた。その結果をキャリアごとにスコア化し、総合満足度に対する各要素の相関係数(ピアソン積率相関係数=注参照)を算出、総合満足度