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イグナティエフに関するunyounyoのブックマーク (1)

  • asahi.com: 人権の政治学 [著]マイケル・イグナティエフ - 書評 - BOOK

    ■「タダ」「普遍的善」の思い込みに異議 均質な国民からなる国家という考えが神話であることは、今日では常識に近い。なんらかの意味でのマイノリティーを抱えない国民国家など存在しないからだ。そこから国民国家をさまざまな人権抑圧の源泉として批判する論者は多い。 しかし、人権はタダでは保障されない。その保障には、経済的コスト(金銭的負担)もかかれば、政治的コスト(権力の発動)もかかる。著者が鋭く指摘するのは、この人権保障のコストは、人類にとって無限に支払いうるものではないという現実である。それゆえ、コストを払ってでも強制的に介入すべき人権侵害と、そうではない場合との線引きが問題になるのだ。 この洞察を前提に著者が引き出している主張は、大きく二つ。まず、ある国家がそのシステム自体の作用によって差し迫った重大な人権侵害の危険をひきおこすのでないならば、その国家の安定化は、人権を保障する最大の資源として尊

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