世界規模の食糧価格高騰の要因のひとつに挙げられる投機マネー。食糧の高騰問題の黒幕について、産経新聞編集委員・特別記者の田村秀男氏が解説する。 * * * 米国景気が少し上向き、世界はぼつぼつリーマン・ショック後の低迷から立ち直るかと思いきや、騒然としてきた。金融機関救済のために米連邦準備制度理事会(FRB)が垂れ流すドル発行量は平時の2.4倍に上り、その一部が金融機関の投機資金と化して穀物や原油市場になだれ込む。 国際商品価格の上昇は、各国の消費者物価を押し上げるが、地域や国によって影響度は異なる。中東・北アフリカやサハラ砂漠以南のアフリカ地域が最も影響を受けやすい。アルジェリア、チュニジア、エジプト、イエメン、リビア、バーレーン、イランなどと中東・北アフリカで騒乱が続いているのは偶然ではないし、インフレが長期独裁の政治体制への不満を一挙に爆発させた。 一体、どこの何者が、どういうからくり
はみだし会計士 IFRSを学ぶ 監査法人を退職した会計士が暇に任せてIFRSの研究を始めました。その右往左往のプロセスを記録していきます。関心のある方は一緒に勉強しませんか。 ブログ・オーナー:はみだし会計士 2012/12/08 日本では総選挙を控えて国内問題に注目が集まっているが、ドーハで開催中のCOP18(第18回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、日本がすっかり存在感をなくしているという。原発即時廃止など、部分最適の理想論を並べてどれがいいかなんて議論している間に、世界の動きから置いていかれる。TPPも、IFRSも大丈夫だろうか。 そんなことを心配されているみなさんに、今回は趣向を変えた話題を提供したい。米国の財政の崖問題とか、欧州の債務危機などには共通して、富の偏在、格差問題がある。そこには、我々一般人には想像もできない強欲な世界がありそうだが、隠されて見えてこない。ところが
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