平成23年9月13日 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 東京大学 大学院薬学系研究科 Tel:03-5841-4719(庶務チーム) JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 大学院薬学系研究科の田口 友彦 特任准教授と新井 洋由 教授らは、コレラ菌が放出し、コレラを発症する原因となる「コレラ毒素注1)」が細胞内に運ばれる経路を発見し、その運搬経路が毒素感染に必須であることを明らかにしました。 これまで、コレラ毒素は細胞外から細胞内に取り込まれてその毒性を発揮することが分かっていましたが、どのようにして毒性を発揮する場所まで運ばれるのか、詳細な細胞内の運搬経路は明らかになっていませんでした。運搬経路を知ることは、コレラの細胞毒性発現を抑制するための1つの有力なアプローチとして考えられ、興味が持たれていました。 今回研究グループは、生体内