児童相談所による虐待の調査が足りなかったため、1年近くにわたって不当な「一時保護」で親子関係が引き離されたとして、東京都江戸川区の2歳の男児と両親が31日、児相を運営する都を相手取り、660万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。 訴状などによると、男児は昨年5月、自宅で母親が使っていたヘアアイロンに腕が挟まってやけどを負い、病院を受診。通報を受けた児相が、保育園にいた男児を保護した。 両親は事故だと説明したが、児相は虐待の疑いがあるとして、乳児院への入所を認めるよう東京家裁に求めた。家裁は今年1月に児相の申し立てを却下し、東京高裁も「虐待とは言えない」と抗告を退けたため、男児は4月に自宅へ戻った。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら