沖縄返還で日米に注文=朴大統領、核増強論も―韓国「北の爆発」懸念・外交文書 時事通信 12月22日(木)10時24分配信 日米の沖縄返還交渉が本格化した1969年、韓国と中華民国(台湾)が、返還に伴うアジアでの米軍の抑止力低下に強い懸念を抱き、日米両政府に慎重な対応を求めていたことが、22日に公開された外交文書で分かった。韓国の朴正煕大統領は、沖縄配備の核兵器増強にまで言及。朝鮮半島の緊張とベトナム戦争の激化を踏まえ、韓国と台湾が在沖米軍の戦略的価値を重視していたことが浮き彫りになった。 文書によれば、韓国の崔圭夏外相は69年4月、金山政英駐韓大使を呼び、「沖縄問題は在沖米軍基地の戦略的価値を損なわない形で解決すべきだ」とする覚書を米政府に渡したと伝達。「沖縄を含む自由陣営の防衛体制が弱化する場合、北(朝鮮)の共産勢力の脅威が爆発する可能性がある」と指摘し、沖縄返還交渉について韓国と事前