三重県は、県庁本庁舎(津市)や県総合博物館(同)などの清掃や警備を委託していた業者が突然、廃業したため、次の業者が決まるまでの間、代わりに県職員がその業務にあたると29日、発表した。 県によると、廃業したのは大阪市中央区に本社がある「メイハンコーポレーション」。県は2012年度から今年度末までの契約で本庁舎の警備をさせるなど計12の施設で業務を委託していた。 28日午後になって同社から、「廃業のお知らせ」という内容のファクスが県の担当課に届き、その後、連絡が取れなくなった。詳しい理由はわかっていないという。 このため29日から、本庁舎の警備室で24時間監視、待機する業務のほか、県社会福祉会館(津市)や県総合博物館などのトイレ掃除や床清掃の業務に県職員が交代であたっているという。