昭和52年、当協会に放射線従事者中央登録センター(以下「中央登録センター」という。)が設立され、被ばく線量登録管理制度と相まって運営される放射線管理手帳制度(以下「手帳制度」という。)が発足しました。この手帳制度は、国の指導のもとに原子力事業者、元請事業者等の協力により、中央登録センターが主体となって自主的に運営している制度です。 手帳制度は全国統一様式の放射線管理手帳(以下「放管手帳」という。)を用いて、原子力発電所等の原子力施設に立ち入る者の被ばく前歴を迅速、かつ的確に把握すること及び原子力施設の管理区域内作業の従事に際して必要な放射線管理情報を原子力事業者等に伝達することを目的としています。 手帳制度では、原子力施設の管理区域内作業に従事する場合には、「労働安全衛生法」上の事業者もしくは作業者に対して放射線に関わる労働安全衛生の責任を有する事業者(以下「事業者」という。)の責任であら