日本兵遺骨：「盗難認めよ」フィリピン少数民族 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)【マニラ矢野純一】日本のＮＰＯ法人がフィリピンで行った遺骨収集事業に関する日本政府の調査結果に対し、先祖の遺骨が盗まれたと主張するフィリピンの少数民族マンギャン族の代表は５日、毎日新聞の電話取材に「遺骨が盗まれたことを認めておらず報告書は受け入れられない」と話した。今後、少数民族が暮らす地域では、日本からの戦没者遺骨収集団を受け入れないことを明らかにした。 遺骨９８体が盗まれたとする被害届をフィリピン政府に提出している、フィリピン中部ミンドロ島で暮らす少数民族マンギャン族の団体代表のアニウ・ルバッグさん（４１）は「報告書は、事実と全く異なる。真実が明らかになるまで、日本とフィリピン両政府に我々の主張を訴え続ける」と、怒りをあらわにした。 マンギャン族が暮らす地域では、遺骨が盗まれて以降、災害などの災いが降りかかっており、「すぐにでも骨を戻してほしい」と話す。遺骨の返還についても報告書は明記
