政府は20日午前の閣議で、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊の施設部隊330人を派遣する実施計画を決定した。一川保夫防衛相が同日午後、自衛隊に派遣命令を出す。年明け以降、順次派遣し、道路補修などインフラ整備の任務に就く予定だ。派遣期間は来年1月11日から10月末まで。 施設部隊の派遣先は首都ジュバ周辺。1月11日から1次隊210人を順次派遣し、5月にも2次隊330人が1次隊と交代で現地入りする。国連や南スーダン政府などとの調整を担当する部隊40人と司令部要員の自衛官1人も派遣する。 南スーダンは7月、20年以上にわたる内戦を経てスーダンから独立した。政府はジュバ周辺の治安は安定していると判断。PKO協力法の参加5原則は見直さず、武器使用基準は生命などの防護のための必要最小限にとどめる。 南スーダンへの施設部隊派遣は8月、国連の潘基文事務総長が要請した。政府は9~10月に2