菅直人政権が退陣直前の8月末に朝鮮学校の高校無償化適用への審査手続きを再開したことに反発する民主党国会議員有志が25日、「朝鮮学校授業料無償化を考える会」を正式に発足させ、国会内で設立総会を開いた。世話人代表に鷲尾英一郎衆院議員を選出、朝鮮学校への支援金給付を事実上行わないよう求める決議文を採択した。 「考える会」は、52人が呼びかけ人に名を連ね、総会には33人が出席した。 決議文は(1)朝鮮学校の経理を厳格に審査し、疑念が残るときは支援金は支給しない(2)反日教育を行う朝鮮学校に国民の血税を使うのに国民の納得は得られず、拉致問題の記述で改善がなければ支援金は支給しない(3)審査は国民が納得できる明確な基準に基づき、厳正かつ慎重な審査を行うべきだ-とする内容。今月中に野田佳彦首相と中川正春文部科学相に提出する。