イランの首都テヘランで、通貨リアルの暴落に抗議する市民が警察と衝突したことを受け、イランの治安当局は市の中心部の広場に多数の部隊を配置して、抗議デモに対する厳戒態勢をしいています。 核開発問題を巡って欧米が経済制裁を強めているイランでは、通貨リアルの歴史的な暴落が続き、3日、首都テヘランの複数の場所で、市民による抗議デモが起きました。このうち、中心部のバザールでは、商店主らがアフマディネジャド大統領を批判するスローガンを叫びながら行進し、これを解散させようとした警察と衝突しました。この衝突でおよそ100人が逮捕されたということです。 抗議デモから一夜明けた4日には、治安当局がテヘラン中心部の広場や通りに多数の部隊を配置するなど、厳戒態勢をしいており、これまでのところ抗議デモは起きていません。商店もほとんどが再開されていますが、現地通貨のリアルを替えようとする市民が詰めかけていた両替商や貴金