2月9日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、スーダンのダルフール紛争に関する報告書を発表。ロシアと中国が人権侵害につながると知ったうえで武器供給を続けていると指摘した。写真はダルフール北部で昨年11月撮影(2012年 ロイター) [ロンドン 9日 ロイター] 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは9日、スーダンのダルフール紛争に関する報告書を発表し、ロシアと中国が人権侵害につながると知ったうえで武器供給を続けており、国連が定める武器禁輸規定に違反しているとの考えを示した。 ムネスティは、輸出した武器がダルフール地方の市民に対して使われている証拠があるにも関わらず、中露両国がスーダン政府に武器を供給し続けていると批判。同団体の武器輸出などに関する専門家ブライアン・ウッド氏は「これ以上の人権侵害を避けるため、スーダンへの武器輸出を全て停止すべきだ」と主張した。