中国の貴州省貴陽で先月27、28両日、天安門事件の追悼集会を開いた糜崇標さん(72)が、地元当局に拘束されたことが分かった。糜さんは拘束される前の先月30日に朝日新聞の電話取材に応じ、「(集会で)民主、自由を人民に戻せと叫んだ」と話していた。 糜さんは「事件の担い手を捜査せよ。政治迫害をやめよ」と書いた横断幕を一人で準備し、掲げた。初日に2千人、翌日には500人ほどが集まったという。当局が天安門事件関係の集会を黙認した形であり、異例の対応として話題になっていた。(香港=小山謙太郎) 関連記事〈ロイター〉天安門事件から23年で追悼集会、香港で18万人が民主化訴え(6/5)〈ロイター〉天安門23年で当局が関連語検索を遮断、株式市場では「奇妙な一致」(6/4)「今日」「広場」も検索NG 天安門23年で中国当局(6/4)天安門事件から23年 胡政権、「動乱」評価変えぬまま(6/4)「天安門事件は