アフリカではしばしば未開墾の森林地帯を「ブッシュ」と呼び、そこで得られる野生動物の肉を「ブッシュミート」と呼ぶ。同盟団体Bushmeat Crisis Task Force(ブッシュミート危機対策委員会)によると、営利、違法、持続不可能な食肉の狩猟により、アジアや西アフリカでは野生動物の大規模な局所絶滅が起きている。 事態は危機的なスケールに達していると同委員会は語る。ブッシュミートを狙う狩猟(ブッシュミートハンティング)が、それまで対象でなかった国や生物にまで急速に拡大しているのだ。これは商業的な森林伐採の増加によるところが大きい。森林伐採のために整えられたインフラ設備が、森やハンター達と、発展を遂げる都市や増え続ける消費者を結び付けてしまうからだ。 国際林業研究センター(CIFOR)の研究によれば、ハンター、商人、科学者、自然保護論者、それぞれのブッシュミートに対する見解は異なる。しか