農林水産省は、「食料及び農業のための植物遺伝資源に関する国際条約(ITPGR)」に基づき、我が国が所有する植物遺伝資源の一部(約1万8千点)を条約事務局に本日、届出を行い、公開しました。 1. 概要 「食料及び農業のための植物遺伝資源に関する国際条約(以下「ITPGR(※)」という。)」が平成25年の第183回通常国会において採択され、我が国は平成25年10月28日に加盟しました。 同条約では、食料安全保障等の観点から特に重要な植物遺伝資源(条約附属書Iに掲載された稲、麦類、いも類等)について、育種や研究を目的とした海外植物遺伝資源の取得を容易にするための「多数国間の制度」を設け、同条約に定められた基準に従い、締約国が所有する植物遺伝資源を同制度を通じて公開すること等を求めています。 このため、農林水産省は、独立行政法人 農業生物資源研究所が「農業生物資源ジーンバンク事業」によって所有する