(リード・島田) 野田総理大臣はAPEC・アジア太平洋経済協力会議の首脳会合の際に南スーダンPKOに自衛隊を派遣する方針を示し、国際協力への日本の積極的な関与を強調する考えです。 新しい国作りを目指す地域への久しぶりのPKO協力ですが、現地の情勢は不安定で懸念される問題点も少なくありません。 今夜は、予定を変更して、現地取材の経験がある二村解説委員と共にこの問題を考えます。 二村さん、今回のPKO派遣は国連のパン・ギムン事務総長が菅前総理に強く参加を求め、野田内閣になって今月一日に派遣の方針を閣議で了承し、一川防衛大臣が自衛隊に派遣準備の指示を出して、現在、派遣要員の選考などが進んでいます。 日本が施設部隊を派遣する方針を国連や南スーダンはどう受け止めているんですか? (二村) 国連のパン・ギムン事務総長は、日本が東日本大震災からの復興途上にありながら派遣を決めたことに「心から