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ブックマーク / www.foocom.net (9)

  • オックスフォード農業会議の衝撃~環境活動家はなぜ転向したのか(上)

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年1月14日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 栄養 農薬 2013年1月2日~4日、英国では新春恒例のオックスフォード農業会議 (OFC: Oxford Farming Conference) が開催された。メディアの注目が集中したのは1月3日に登壇した環境活動家で作家のMark Lynas氏によるスピーチ。GM(遺伝子組換え)反対の活動家・論客として世に知られていたLynas氏が、それは誤りだったと公に謝罪し、一転してGMへの支持を熱く語ったからだ。 地球温暖化を懸念する立場から、国連気候変動枠組条約締約国会議にも顔を出し積極的に情報発信してきたLynas氏は、複数の気候関連著書を持つ。だから、英国の気候変動研究者と紹介されることも

    オックスフォード農業会議の衝撃~環境活動家はなぜ転向したのか(上)
  • 有機農業は環境に優しいか? ヨーロッパで比較研究がさかんな理由

    執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農との周辺情報 白井 洋一 2012年12月5日 水曜日 キーワード:環境 農薬 有機農業は化学肥料や農薬を使わないので、環境への負荷も少ないというイメージある。一方で、農薬を使わない分、病害虫の被害も多いし、肥料が制限されるので収量(面積あたりの収穫量)が減り、良いことばかりではないという反論もある。 2012年5月9日のコラム、「有機農業と慣行農業 収穫量を比較する」でも書いたように、有機農業と慣行農業、どちらもメリットを活かしてそれぞれやっていけば良いのだが、そう簡単にことは収まらない。収量の低さはともかく、有機農業は環境に優しくないとなっては補助金がでなくなるからだ。 環境影響の評価もさまざま 2012年は「有機VS.慣行農業」を比較する

    有機農業は環境に優しいか? ヨーロッパで比較研究がさかんな理由
  • 意外な結論であったトリプトファン事件の真相が示す健康食品の問題点

    長村 洋一 2010年1月6日 水曜日 キーワード:健康栄養 トリプトファンは生体内では睡眠と日内リズムに関連のあるセロトニン、メラトニンに代謝される重要なアミノ酸である。トリプトファンはこの生体内での働きが注目され、1980年代の終りに米国を中心に睡眠導入のための健康品として爆発的に売れた。しかし、間もなく好酸球の急激な増加と非常に強い筋肉痛を伴う患者が多数発生した。その症状には好酸球増加筋肉痛症候群(EMS)の疾患名が付けられ、FDAはトリプトファンの健康品としての販売を停止させ、全製品の回収を指示した。やがて、その原因は昭和電工の製造したトリプトファンに含まれていた不純物であるとの結論が出された。1992年に小生が事務局長を担当し名古屋で開催された国際トリプトファン研究会でのメインテーマの一つがEMSであった。FDAの関係者も多数参加し、開催されたシンポジウムにおいてその原

    意外な結論であったトリプトファン事件の真相が示す健康食品の問題点
    unyounyo
    unyounyo 2012/12/30
    論文通ったのが2005年らしいんですけど。「アンチバイオがー」がうざい。
  • 放射線リスクに対処するには、総合的な情報提供と共有、意見交換が必要(下) | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 前回、「府省庁有志による放射線講演会事務局」が9月26日に開いた連続講演会「放射線について『知って・測って・伝える』ために」の第3回講演会で、私が話した前半部分を紹介した。 話したことは4項目。(1)今年春からの品の新基準値の問題点
(2)今、農業現場でなにが起きているのか
(3)品におけるリスクの比較と優先順位付け、費用便益分析の重要性
(4)情報を伝えるということ、なにが問題だったのかーである。 今回紹介するのは、(3)(4)だ。 品中に含まれる原発事故由来の放射性物質を極力低く、と志向する人は今でも当然多い。検出限

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    unyounyo
    unyounyo 2012/11/11
    田崎さんも完全にそっちってことか。
  • 風評被害は起きて当たり前。市民をバカにしないでほしい | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 週刊誌「女性自身」の記事を読んで、その科学的根拠の欠如と、「おどろおどろしい話で誌面を埋めときゃいい」的仕事に対してあまりにも腹が立ったので、昨日のコラムで「女性週刊誌は信用するな!」と書いてしまった。短絡的だったなあ、と反省しきり、である。女性週刊誌だっていろいろだし、得意分野もあるので、「信用するな!」はやっぱりまずい。「いろいろ考えながら読みましょうね」くらいが妥当なところだろう。 品関係者の多くが記事を読んで立腹していると思うが、私が怒った理由は、おそらくほかの人とは異なる。同業者だから、この記事のつくりがいかに安易

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    unyounyo
    unyounyo 2012/06/18
    にしてはまともなこと言ってる。
  • なにも決まらない食品表示一元化検討会。企業に莫大な損害の恐れも

    執筆者 笈川 和男 保健所に品衛生監視員として37年間勤務した後、品衛生コンサルタントとして活動。雑誌などにも寄稿している 品衛生監視員の目 笈川 和男 2012年3月14日 水曜日 キーワード:栄養 添加物 品表示 品衛生監視員として勤務していた20年位前、詳細は忘れたが、私たちが従前から指導していた品衛生法の表示の規準と、後から定められたJAS法の表示が違っており製造業者指導に大変苦労したことがあった。その点、昨年9月から消費者庁で始まった品衛生法、JAS法、健康増進法の品表示の一元化検討会は、各法律によりバラバラになっている部分を統一することは大変有意義であると考える。 私は2011年11月から品製造業A社の品質管理の手伝いをしており、A社の品質管理部門で表示も担当している。2010年から始まり、2012年夏から初秋に表示の全面変更を計画しており作業を進めている。2

    なにも決まらない食品表示一元化検討会。企業に莫大な損害の恐れも
  • 放射性物質に汚染された農地の対策は… | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 独立行政法人農業環境技術研究所(農環研)が10月7日、東京で「放射性物質による土壌の汚染—現状と対策」と題したシンポジウムを開きました。極めて充実した内容でした。配布資料もウェブサイトで公表されています。 今回は、私が個人的に特に印象に残った内容をいくつか、ご報告します。 基調講演を行ったのは村松康行・学習院大学理学部教授。マスメディアにも頻繁に登場していますが、福島県にたびたび入り調査研究をしているそうで、現在のさまざまな農作物の問題を解説してくれました。 多くの聴衆が気になっていたのは、コメの予備調査で福島県二松市内の玄

    放射性物質に汚染された農地の対策は… | FOOCOM.NET
  • がまん基準としての暫定規制値 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 もうそろそろ、国や自治体などの職員は、「暫定規制値以下であれば安全」と言うのを止めたらどうか? このところ、厚労省や農水省の話を説明会等で聞く機会が多かったのだが、何人もの職員が未だに「暫定規制値以下であれば安全」と言っていた。自治体の職員もそう説明する。記事などでも同様だから、ずっとこういう言い方をして来たのだろう。 こうした言葉の一つ一つが、放射性物質のリスクに対する誤解を産み、市民の不信感を招くのではないか? 改めてそう思うのだ。 ● 規制値は閾値ではない 一定の数値を挟んで「これを超えれば危ない。以下なら安全」というの

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    unyounyo
    unyounyo 2011/08/12
    被災者支援の無さをリスク論に絡めるのが「科学的な消費者」ですか、ふーっ。。
  • ごあいさつ

    ごあいさつ 科学的根拠に欠ける情報が社会には氾濫し、有用な品や技術が疎んじられたり、注意を向けなければならないものに対する管理がおろそかになったりしています。マスメディアの流す間違った情報に踊らされた消費者は、品業界に不信感を抱き、良心的な事業者が根拠のないクレーム対応に追われ苦境に陥っています。一部の消費者団体に迎合した政治的判断も目立つようになりました。科学的根拠が薄く公平さを欠いた施策は、消費者のほんとうの健康、安全を守れるはずもなく、健全な産業の発展も妨げかねません。 消費者自身が現状の混乱に気付き情報を多角的に収集し、適切な情報を見分け判断し行動する力を身につける必要があります。 そこで2011年3月、新たな消費者団体として一般社団法人FOOD COMMUNICATION COMPASSを設立し、に関する新しいメディア「FOOCOM.NET」(フーコムネット)をウェブ上に

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