リビア東部ベンガジ(Benghazi)でイスラム武装勢力と治安部隊との衝突により立ち上る煙(2014年8月23日撮影)。(c)AFP/ABDULLAH DOMA 【8月26日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)が、エジプト国内にある基地を利用して、リビアのイスラム武装勢力に対する極秘の空爆を過去1週間で2回実施していたことが分かった。複数の米政府高官が25日、明らかにした。 UAEによるリビア空爆は、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が最初に報じ、リビアのイスラム武装勢力側も攻撃があったと主張していた。AFPの取材に匿名で応じた米高官は、「UAEがこれらの攻撃を実施した」と語り、同紙の報道についても事実と確認。同高官ともう一人の高官によると、米国はこの空爆に参加せず、支援も一切提供しなかったという。 同紙によると、最初の空爆は1週間前で、武装勢力に掌握された首都トリ