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ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩 (2013) photo:Rai Royal 提供:スプツニ子!氏 スプツニ子!さんはアーティストとして、これまで自身で設定した様々なキャラクターへ変身し、自作の歌を歌ってミュージックビデオを作成し、それをYouTubeなどソーシャルメディアを使って発信を続けて来た。一見ポップカルチャーをまとったコマーシャルな表現に見えるが、それがジェンダーや人種、政治など社会的な問題を提起するような内容を含んでいるために、極めて議論を喚起しやすい作品となっている。ここでは、そんなスプツニ子!さんの表現の特徴を伺いながら、「日本」という場所について話し合うこととなった。 デザイン・フィクションズ立ち上げ 藤村 最近着任されたMIT(マサチューセッツ工科大学)では「デザイン・フィクションズ」という研究グループを立ち上げたそうですね。狙いや近況を伺わせて下さい。
対談風景 撮影:AAR編集部 江渡浩一郎氏は、アーティストとして作品を制作したり、キュレーターとしてアートプロジェクトをマネージメントする活動からスタートしたが、著書『パターン、Wiki、XP』では、オーストリア出身の建築家、クリストファー・アレグザンダーの『パタン・ランゲージ』が情報分野に与えた影響を論じ、建築と情報の思想の共通性を明らかにした。ここでは、ユーザー参加やボトムアップのデザインプロセスのバリエーションを情報の動きを参照しつつ整理することとなった。 聞き手=藤村龍至 ボトムアップでフレームワークを作れるのか 藤村 江渡さんの『パターン、Wiki、XP』を拝読しますと、情報の分野では、建築の分野よりもクリストファー・アレグザンダーの思想や方法論を応用することに成功している印象がありますが、その違いはどこにあるとお考えですか。 江渡 確かにそう見えますが、実際には大成功
対談のようす 撮影:AAR編集部 上野千鶴子氏と山本理顕氏の住宅をめぐる長年に渡る対話や、宮台真司氏と隈研吾氏の郊外をめぐる対話のように、世代の近い社会学者と建築家は、時々交流しては意見をぶつけてきた。ここでは公共政策をめぐっていくつかの場面で討議をしてきた社会学者の西田亮介氏と藤村が、特に政策と空間の関係、意思決定のあり方をめぐって再び討議することになった。 政治と行政の区別 藤村 僕が今日西田さんと話し合わなければいけないと思ったのは、政策の考え方において空間というのどういう役割を果たすのだろうかということです。空間というのはいわゆるインテリアという意味ではなく、概念的な意味での空間です。 というのは、公共施設の見直しなどに関わっていると経済系の専門家の方とご一緒することが多いのですが、経済の考え方には「空間」という発想は少ないので、例えば30年間で公共施設の床面積を20%削減
石川初 『ランドスケール・ブック ― 地上へのまなざし(現代建築家コンセプト・シリーズ)』 第一信:山崎→石川 『ランドスケール・ブック―地上への眼差し』を拝読しました。面白かったです。読後に気づいたのですが、この本のサブタイトルは「地上への眼差し」なんですね。地上への。人間にとって、地上は、生活の多くの場面では横から見る存在だと思います。ですが、“地上への”と来ると視座に少しパースが効いて、眼差しの位置が変化する気がします。人体の制約から少しだけ自由になる。すると、視野の中に地面が表れてきて、すでに見えていたものの大きさや意味合いが変わる。何気ない日常にスケールが入ってくる瞬間が表現されていると思いました。最近『サイト建築の配置図集』という本が出版され、これもある意味で「地上への眼差し」を再発見させてくれる興味深いものでしたので、ランドスケープデザイナーの石川さんはこの本をどう読まれ
新居千秋氏 撮影:AAR編集部 新居千秋氏は日本建築学会賞を受賞した「黒部市国際文化センター/コラーレ」(1994)をはじめ、これまで各地域の文化を象徴する公共施設を数多く手がけてきた。特に近年の大船渡市の「リアスホール」(2008)、および由利本荘市の「ガターレ」(2011)は、ユーザーの要求がデータやダイヤグラムなどの諸元に抽象化されることなく、建築の形態そのものを決定するという、およそこれまでの公共建築の設計のあり方を根本から問い返すプロジェクトとなった。その背景にはペンシルベニア大学でアーバンデザインを学び、ロンドンで都市計画行政に従事した後、帰国し都市計画業務に関わりながら徐々に建築を実現してきた経緯が重要な役割を果たしてきたことはあまり知られていないが、ここでは単体の建築設計をどのように都市や公共、地域や住民と関わらせてきたのか、詳しく経緯を伺うことができた。 聞き手=藤村
鼎談の様子 提供:ABC青山ブックセンター コミュニティデザイナー、山崎亮氏と建築家の乾久美子氏が取り組む「延岡駅前整備計画」では、山崎がワークショップ、乾がデザインと役割を住み分け、両者が緊密に連携することによって純粋な形式を持った既存の駅舎建築を活用、拡張した独特の建築が提案されるに至っている。ここでは、司会を務めた筆者(藤村)が山崎亮氏との対談後に埼玉県鶴ヶ島市で取り組んだ「鶴ヶ島プロジェクト」と比較しつつ、建築の形態と社会の要求の関係、およびそのマネージメント方法などについて多角的に議論を行った。 モデレータ=藤村龍至 モチベーションを高める 山崎|乾さんと一緒に取り組んでいる「延岡」では駅舎および周辺をどうまとめていくかというときに、「つくらない」と言っている人に話を聞いてみたらどうかということで、市役所の方々と僕がお会いすることから話が始まっています。その時に「公民館の
DESIGNEAST 討議のようす 提供:山崎泰寛氏 「世界のEAST・大阪から、国際水準のデザインを 都市の新たな可能性を見いだす試みがはじまります」。DESIGNEAST(デザインイースト)のサブタイトルだ。 DESIGNEASTとは、2009年のDESIGNEAST00にはじまる、大阪の秋恒例のデザインイベントだ。2012年はDESIGNEAST03として9月15日(土)から17日(月・祝)まで開催された。DESIGNEASTは30代のデザイナー、建築家、編集者といった異なる属性をもつ5人の実行委員が主催するインディペンデントなイベントながら、3日間で毎年2,500人前後が来場する。関西なのに“イースト”と名乗るのは、大阪から世界に発信することを意図しているため。国内外のいろんなジャンルのデザイナーやクリエイター、ジャーナリストらが集い、トークや展示、ワークショップなどが同時多発
乾久美子氏 撮影:AAR編集部 バブル経済までは表層のかたちが建築家の主題だったが、 都市再生や縮小社会など、社会構造の転換期を経た現在においては、深層の仕組みが建築家の主題になりつつある。ここでは、現在進行中のプロジェクトを中心に、建築の話をするというよりはアーキテクチャの話をしながら、それらの背景を伺うことにした。 聞き手=藤村龍至 延岡ワークショップの仕組み 藤村 延岡のプロジェクトの進行状況はいかがでしょうか。 乾 公共のプロジェクトでは「そもそも何故そのプログラムが必要なのか」という企画レベルの問題を市民に説明する必要があります。そうした企画レベルの説明責任は行政が行うべきですが、建築家が行政の肩代わりをして説明する場面もないわけではなく、たいてい苦労をすることが多いです。延岡の場合は行政側がきちんと説明責任をはたしてくださるので、私は私の仕事に専念することができていま
April 2012 特集:アーキテクトのロールイメージ Introduction 藤村龍至「日本社会の近代化... Cover Interview 猪子寿之「新しいものは都市... Interview 蓑原敬「建築家という職能の... Text 藤村龍至 「情動」から「有... Mail Dialogue 川勝真一×山崎泰寛「ソーシ... After talk 山崎泰寛「アーキテクトとい... 猪子寿之氏 撮影:AAR編集部 EYE OF GYREにて3月11日から開催されている展覧会「HYPER ARCHIPELAGO」では、チームラボの作品「グラフィティ@グーグル」が展示されている。同作品は、都市のインフラを占拠するグラフィティをメタファーとしつつ、情報化社会の構造を示しているように感じられる。そこでここでは、代表の猪子寿之さんに創作の背景を伺うことにした。 聞き手=藤村龍至
超群島/HYPER ARCHIPELAGO ─ポスト3.11、アーキテクト/アーティストたちは世界をどう見るか? 2011年3月11日の東日本大震災以後、日本に限らず世界の状況は刻一刻、変化を遂げています。政治・経済のパラダイムのきしみ、エネルギー問題、都市と地方の格差などさまざまな課題が明らかになり、その解決策が模索されています。3.11は、近代システムの破綻をグローバルなレベルで顕在化させ、いくつもの問いを私たちに突きつけました。 3.11という歴史的事象から1年たった時を迎え、今後日本が目指すべき道筋に必要なグランドデザインや意思決定のイメージを提示しようとする「アーキテクト/アーティスト」たちに問いかける展覧会を開催いたします。日本という国の存在をメタレベルで捉え、新たなインフラのネットワークから立ち上がる「超群島 Hyperarchipelago」ともいうべき構造を浮かび上がらせ
ゼロ円ハウスドローイング 提供:坂口恭平氏 坂口恭平さんは建築家として「ゼロ円ハウス」としてのホームレスの生活場所のリサーチを行い、土地の所有のあり方や建築家の役割について問題提起している。ここでは、3.11後に熊本に新たな活動拠点である「ゼロセンター」を立ち上げた経緯などを伺った。 聞き手=藤村龍至 3.11以後「ゼロセンター」から「0円サマーキャンプ」への試み 藤村 「ゼロセンター」の近況を教えて頂けますか。 坂口 「ゼロセンター」は5月16日、熊本に設立しました。その避難計画は、福島第一原子力発電所から300km圏内であれば無料で「ゼロセンター」に宿泊することが出来るプロジェクトとして始めました。 藤村 どれくらいの人が集まったんですか。 坂口 最終的には60人くらい集まって、30人から40人くらいが家族連れで移住をしましたが、福島からはほとんど来なかったですね。 藤
March 2011 特集:メタボリズム/1960年代再考 Introduction 藤村龍至 日本は今、新たな... Cover Interview 八束はじめ「メタボリストた... Interview 豊川斎赫 「丹下健三と下河辺... Text 武田重昭「1960年代の都市計画 ... Mail Dialogue 椿玲子「アート・キュレータ... After talk 山崎泰寛「メタボリズムのリ... 東京大学丹下研究室「ポスター『東京計画2010』」 出典:10+1 No.50 豊川斎赫氏は博士論文「丹下健三研究室の理論と実践に関する建築学的研究」において、丹下健三の学位論文、丹下研究室の全ての卒業論文、および卒業生へのインタビューなどを資料として、「量」を問題にし、統計的アプローチをとる丹下健三のアカデミックな側面の業績を明らかにした。特に、論文に頻繁に登場する丹下研OBで、後
April 2011 特集:縮小の時代に Introduction 藤村龍至「生活から国土まで... Cover Interview 大野秀敏「縮小社会が描く都... Interview 中島直人「今、石川栄耀に学... Text 門脇耕三「縮退時代の新しい... Mail Dialogue 辻琢磨「建築的思考で都市に... After talk 山崎泰寛「縮小の時代の灯火... 2011年3月11日(金)に発生した東北関東大震災において、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。被災地の一日でも早い復興を心よりお祈り致します。 ART and ARCHITECTURE REVIEW編集部一同 先月号に引き続き、「日本列島の将来像」を念頭において議論を進めたい。今回の東北地方太平洋沖地震は、地震とそれに伴う津波
March 2010 特集「アーキテクト・アーティスト」 Introduction 藤村龍至「技術に依存する時... Cover Interview 杉本博司「あえて伝統的手法... Interview 徳山知永「ロジカルな世界を... Text 粟田大輔「書き換えられるシ... Mail Dialogue 木内俊克「『汚い』システム... After talk 山崎泰寛「技術はなぜ媒体た... 聞き手=藤村龍至 杉本博司氏は現代美術作家として活動すると同時に「護王神社」「IZU PHOTO MUSEUM」「小田原文化財団」など、建築作品も発表していることで知られる。写真では銀塩写真、建築では伝統的工法というように、近代化以前の技術を用いて可能性を追求する方法論も一貫している。そこで今回は、表現における観念と方法の関係、技術や社会との関係、伝統的工法にこだわる理由などを伺い、アートと建築
「ブランクルーデルミルク01」ニコラ・ムーラン Courtesy: Galerie Chez Valentin, Paris 5 日本人作家の動き:自我の溶解と派生/関係性や気配の可視化/神的領域の現出 日本の若手作家においても、世界を構成する各要素の関係性や社会における個人のアイデンティティの位置や関係性などがテーマになっているようにも思われます。その表現はしばしば世界の各要素や自我の溶解や派生といった形で現れます。例えば、今年のヴェネチア・ビエンナーレ代表である束芋や、伊藤存、青木陵子、金氏徹平、森千裕、パラモデル、中川トラオ、山口冴子などの表現には、メディアは絵画、ドローイング、コラージュ、オブジェ、ヴィデオ、インスタレーションと様々ですが、概してそういった傾向が見られると言えます。 名和晃平、中西信洋などは、時や記憶を含む空間やオブジェ、あるいはコミュニケーションそのものの表
「チャロー!インディア:インド現代美術の新時代」 展示風景 椿さんは森美術館のアシスタント・キュレーターとして、展覧会や若手アーティストを紹介するMAMプロジェクトのキュレーションなどに関わられている。ここでは、キュレーターからみた世界や日本のアーティストたちの動きについて、椿さんの読み方をうかがうことにした。 聞き手=伊庭野大輔(TEAM ROUNDABOUT) 第1信:伊庭野>椿 AARでは、前号より「世界の動き/日本の動き」を年間テーマとして掲げ、世界の動きを追いかけて行こうと考えています。椿さんはキュレーターとして企画に携わる過程で、どのようなアーティストや建築家、展覧会などに注目していらっしゃいますでしょうか。 1 グローバリゼーション以降の現代美術/世界地図の変遷による摩擦とメッセージ 第1信(返信):椿>伊庭野 とても大きな問題設定なので、グローバリゼーション
January 2011 特集:アート・アンド・アーキテクチャ Introduction 藤村龍至「『美術』は『アー... Cover Interview 磯崎新+浅田彰+飯田高誉「... Interview 五十嵐太郎+南後由和+長谷川豪... Text 黒瀬陽平「『【新しい】カオ... Mail Dialogue 富井雄太郎「『アーキテクチ... After talk 山崎泰寛「ゼロ年代のアーキ... 撮影:水津拓海(rhythmsift) 0.はじめに 今回、藤村氏から、『【新しい】カオス*ラウンジ【自然】』展の解説をAAR誌上に寄稿するよう依頼を受けた。本稿がアップされる時にはすでに『【新しい】カオス*ラウンジ【自然】』展は会期を終えているが、本稿がWEBギャラリーとして閲覧できるよう、展示風景とともに出来うる限り詳細に、展示のコンセプトについて解説してみたい。 (図1) 提
名和晃平, 第14回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラディシュ2010 展示風景, 撮影:表恒匡, Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE 特徴的な素材使いで知られる名和晃平氏は、自身の昨品をインターネットから「ダウンロード」されたものであると見立てる。SCAI THE BATH HOUSEで開催中の展覧会「synthesis」では、モチーフである鹿の剥製が「コピー&ペースト」された。ここでは、氏独特の物質の位置づけから、マテリアルの役割を考えたい。 聞き手=藤村龍至 感覚を「合成」する 藤村:先日のSCAI THE BATH HOUSEの個展では「合成」というキーワードを掲げていらっしゃいましたが、例えば、クリストファー・アレグサンダーは『形と合成に関するノート』で、フォームとコンテクストの合成ということをいっていました。名和さんにとって「合成」とは何
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