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衆院選
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概要 TL;DR(Too Long; Didn't Read.)とは、「長すぎる。読んでない。」という意味の英略語で、転じて「長すぎるという方のための要約です」という意味でも用いられる。英語圏のネット上のコミュニケーションで用いられる俗語(インターネットスラング)の一つ。 もとは他の人の書いた文章などを評して「長すぎて読んでない」ことを表明する表現で、ネット上の電子掲示板(BBS)やブログのコメント欄、SNSなどで、長いメッセージの投稿者に「長すぎて読んでられねーよ」のような蔑むニュアンスで応じる言い回しだった。 転じて、記事の筆者が冒頭に内容を要約した箇条書きなどを掲載するときに、その表題として用いるようになった。その場合は「長すぎるという方のための要約です」のような意味合いになる。 英語圏では2000年代半ば頃から広まった表現で、日本では2010年代半ば頃から主にIT業界で記事の冒頭要
概要 2の補数(two's complement)とは、ある自然数を2進数(2進法)で表現した時に、足し合わせるとちょうど桁が一つ増える最小の数のこと。コンピュータにおける負の整数の表現や数値演算などに応用される。 2進数における「基数の補数」と呼ばれる数で、ある数に足し合わせることで桁が一つ増え、最上位桁(値は「1」となる)以外はすべて「0」となるような数を指す。例えば、8桁の2進数「10010110」に対する2の補数は「1101010」であり、両者を足し合わせるとちょうど9桁の「100000000」となる。 これに対し、元の数に足し合わせると桁上りせず最も大きな数(「1111…」とすべての桁が1になる)となる補数は「1の補数」(2進数における減基数の補数)と呼ばれる。コンピュータでは1の補数はビット反転(NOT演算)によって求めることができ、これに1を加えると2の補数となる。 なお、2
概要 カナリアリリース(canary release)とは、ソフトウェアやネットサービスの最新版を配布・提供する手法の一つで、公開当初は一部の利用者のみに限定して提供し、反応を見ながら提供範囲を拡大していく方式。 ソフトウェアの最新版を公開したり、サービスの機能を更新する際、いきなり利用者全体を対象に更新を試みるのではなく、最初は全体の数%など限られた利用者のみに最新版を提供する。 Webサービスなどでは自動的に一部のアクセスを振り分けて最新版への切り替えを行うことが多いが、オープンソースソフトウェアの配布などの場合は「カナリア版」などと明示して利用者が自ら選択して入手・導入できるように提供する場合もある。 最新版に切り替わった利用者が実際の本番環境で使用するのを確かめ、致命的な問題が発生していないことが確認できたら、段階的に提供する範囲を広げていく。初期の利用者の状況を見て修正が必要な場
概要 lint(linter)とは、コンピュータプログラムなどのソースコードを読み込んで内容を分析し、問題点を指摘してくれる静的解析ツール。また、そのようなツールで解析を行うこと。ツールを指す場合は “linter” (リンター)と呼ぶこともある。 人間がプログラミング言語で書いたソースコードはコンパイラなどによって機械語などのコードに変換されるが、コンパイラなどの言語処理系は主に言語仕様や構文規則などに違反する誤りがある場合にエラーを返す。一方、lintは文法上の誤りだけでなくバグの原因となり得る疑わしい記述を調べて警告してくれる。 例えば、変数宣言のあとに一度も参照されていない変数や、変数の初期化前に内容を参照しているコードなどは言語によっては規則に違反する記述とは言えないが、そのまま放置すれば実行時エラーとなったり何らかの問題を引き起こす可能性がある。 lintはこのような潜在的に問
概要 NATトラバーサル(NAT traversal)とは、NATを用いて外部と接続されているプライベートネットワーク内の機器が、直接インターネットに接続されているように振る舞うことができるようにする技術。様々な方式の総称。 NAT(ネットワークアドレス変換)はネットワーク境界上の中継機器が特定のプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを対応付け、転送時に宛先アドレスなどを書き換えて通信する技術で、少ないグローバルアドレスで多数の機器を接続できるようにすることができる。 これはWeb閲覧など内部側の機器が外部のサーバに接続を開始する利用形態が想定されている。グローバル側のどのアドレスのどのポート番号が内部のどの機器に紐付けられるかは動的に切り替わるため、外部から内部の機器にアクセスして通信を開始するような使い方はできない。 この制約により、通信主体の双方がインターネットに直接接続さ
概要 シングルユーザーモード(single user mode)とは、UNIX系OSの動作モードの一つで、管理者ユーザー(スーパーユーザー、rootユーザー)のみがログインして操作できるモードのこと。ネットワークを通じて遠隔から操作することはできず、コンピュータの入出力機器(コンソール)を直接操作しなければならない。 UNIX系OSは当初から、単一のシステムを複数の利用者が共有して同時に使用するマルチユーザーを意図した設計となっており、通常の起動モードではネットワークを通じて複数のユーザーがログインしてシステムを操作することができる。 シングルユーザーモードはメンテナンスや管理上重要な操作などを行う際に利用される特殊なモードで、起動時にブートローダに特殊な指定するなどの方法で利用することができる。起動後は万能の管理権限を持つrootユーザーとして操作することができ、通常モードで再起動するま
概要 シンプロビジョニング(thin provisioning)とは、システムの利用する複数のストレージ(外部記憶装置)を仮想化して一体的に管理することにより、コンピュータなどに記憶領域を必要なときに必要なだけ割り当てられるようにする手法。 企業の情報システムなどで記憶装置を柔軟かつ効率的に管理することができる方式で、システム導入の初期に需要を予測して備える作業(プロビジョニング)がほとんど必要ないことからこのように呼ばれる。 ハードディスクやSSDなどのストレージ装置を1台ずつ個別に管理するのではなく、仮想化ソフトにより複数の記憶装置をまとめて一つの記憶領域(ストレージプール)として扱う。容量が足りなくなってきたら装置を新たに追加するだけで全体の記憶容量を拡張することができる。 利用側のサーバなどの機器には個別にストレージ装置を用意することはせず、空き領域が逼迫した装置とほとんど空いてい
概要 RMA(Return Merchandise Authorization)とは、一定の期間・基準の範囲内で、破損・故障した製品を代替品と交換する保証制度のこと。「返品保証」「交換保証」「返品交換」などと訳されることが多い。 工業製品の製造元(メーカー)が出荷製品に適用するもので、出荷あるいは購入から一定の期間、保証契約に規定する正しい使い方をしていた製品が壊れた際に、製品をメーカーに送ると新品や修理済みの良品などと交換してくれる。 通常は無償の場合が多いが、定価より安い規定の金額を支払う必要がある場合もある。保証期間はメーカーや製品によるが1年から数年程度が多い。自ら修理や改造を試みるなど規定の使用法から外れている場合は無効となることが多いが、それ以外にも、付属品などがすべて揃っていなければならないなどの条件が課される場合もある。
概要 PEM形式(Privacy-Enhanced Mail)とは、電子メールを暗号化して送受信する「PEM」(Privacy-Enchanced Mail)規格から派生したファイル形式。デジタル証明書や暗号鍵などをBase64形式で文字列に変換して記録したテキストファイルである。 シンプルなテキスト形式のファイルで、「-----BEGIN ラベル-----[改行]」と「-----END ラベル-----[改行]」の間にBase64でエンコードされた目的のデータを記述する。一つのファイルにこの構造を繰り返し記述することができ、SSLサーバ証明書と中間証明書など複数の異なるデータを格納することができる。 ラベルが「CERTIFICATE」であればデジタル証明書を、「PRIVATE KEY」であれば公開鍵暗号における秘密鍵を表す。目的に応じて「PUBLIC KEY」(公開鍵)、「CERTIFI
概要 ネクストホップ(next hop)とは、ルータなどが持つ経路表(ルーティングテーブル)に記載される情報の一つで、個々の宛先ネットワーク毎に決められた、次に転送すべき隣接ルータ(のIPアドレス)のこと。 インターネットなどのIPネットワークでは、ルータなどの中継機器が隣の中継機器から送られてきたデータについて、その宛先に基づいて自身の隣の機器の中から適切な相手を選んで再送信する。個々のデータはこのような転送を何度も繰り返して宛先アドレスまで運ばれていく。 ルータは内部的にネットワーク上の経路についての情報をまとめた経路表を作成・管理しており、その中で宛先ネットワークアドレスごとに記載された次に転送すべき隣接ルータのIPアドレスのことをネクストホップという。ネクストホップが不明なネットワークが宛先に指定された場合は、自分より経路に詳しいと思われるデフォルトゲートウェイへ転送される。
概要 バックホール(backhaul)とは、通信事業者の回線網などで、末端のアクセス回線と中心部の基幹通信網(バックボーン回線)を繋ぐ中継回線・ネットワークのこと。 携帯電話回線(移動体通信網)の場合は、街頭などにある無線基地局と、最寄りの拠点施設(コアネットワークとの接続点)を繋ぐ固定回線網を「モバイルバックホール」という。基地局とアンテナ部(4GのRRHなど)が離れている場合、両者をつなぐ回線を「フロントホール」(fronthaul)と呼ぶ。 モバイルバックホールは現代では光ファイバー回線による有線回線が用いられることが多いが、新興国などではマイクロ波などによる大容量の固定無線回線が一般的な場合もある。 大規模なWi-Fi(無線LAN)ネットワークでは、構内の基幹網などに繋がる(有線)ネットワークスイッチなどと、無線アクセスポイントを繋ぐ回線をバックホールという。ギガビットイーサネット
概要 ICCID(IC Card IDentifier)とは、ICカード一枚ごとに固有な識別番号。最長22桁の数字からなる番号で、スマートフォンなどのSIMカード/UIMカードの識別番号として利用されている。 SIMカードの場合は先頭2桁が通信業界を表す「89」、続く2~3桁が国番号(日本は「81」)、続く1~4桁がその国における事業者番号となる。NTTドコモは「100」、ソフトバンクは「200」、au(KDDIと沖縄セルラー)は「300」である。 この後(日本では8桁目以降)に続くのが各カード毎に固有の番号で、各事業者が番号の割り当てを行なっている。最後の一桁は残りの桁から算出したチェックデジット(誤り検出コード)となっている。 ICCIDは国際電気通信連合(ITU-T)がE.118勧告として標準化したもので、その形式はIDカードの識別番号に関するより包括的な国際標準であるISO/IEC
概要 DTO(Data Transfer Object)とは、著名なデザインパターンの一つで、関連するデータを一つにまとめ、データの格納・読み出しのためのメソッドを定義したオブジェクトのこと。異なるプログラム間やコンピュータ間でひとまとまりのデータを受け渡す際に用いられる。 デザインパターン(設計パターン)とはソフトウェアの設計時に直面しがちな問題とその典型的な解決策を整理し、様々な場面で応用・再利用できる形にまとめたものである。DTOはオブジェクト指向プログラミングにおける典型的なパターンの一つで、システム間のデータ転送などに用いられる。 DTOはデータの集合とその読み書き手段のみからなるシンプルなオブジェクトで、そのデータを利用して行われる具体的な処理(ビジネスロジックなど)は含まない。同じプログラミング言語や実行環境などで動作するプログラム間で、データを効率よく、かつ、互いに利用しや
概要 ハッシュ値(hash value)とは、元になるデータから一定の計算手順により求められた固定長の値。その性質から暗号や認証、データ構造などに応用されている。ハッシュ値を求めるための計算手順のことをハッシュ関数、要約関数、メッセージダイジェスト関数などという。 ハッシュ値は元のデータの長さによらず一定の長さとなっており、同じデータからは必ず同じハッシュ値が得られる。実用上は数バイトから数十バイト程度の長さとすることが多い。計算過程で情報の欠損が起きる不可逆な変換が含まれ、ハッシュ値から元のデータを復元することはできない。 ハッシュ値は元のデータの特徴を表す短い符号として利用することができ、データの比較や検索を高速化することができる。例えば、大きな容量のファイルの内容が同一であるかを比較する際に端から順にすべてのデータを照合すれば時間が掛かるが、それぞれハッシュ値を計算しておいて比較すれ
HTTPのPOSTメソッドでデータを送信する際に、現在と同じURLを送り先として指定するもので、単一の操作画面で利用者の入力をサーバに反映させたい場合などに用いられる。WebブラウザからWebサーバにデータを送信し、送信元ページと同じページにデータの処理内容を反映させて送り返すことからこのように呼ばれる。 ASP.NETなどでは処理を進めるのにポストバックを多用するため、ページがロードされる際にポストバックによるものかどうかを識別して初回ロード時と異なる処理を行う仕組みが用意されている。
概要 ジェネリクス(generics)とは、プログラミング言語の機能・仕様の一つで、同じコードで様々な異なるデータ型のデータを処理できるようにする仕組み。C++言語などでは、ほぼ同様の機能を「テンプレート」(template)という。 コンパイル時に変数などのデータ型が決定される静的型付け言語では、関数やメソッドを定義する際に受け取る引数のデータ型を決めて記述しておかなければならない。異なるデータ型に同じ処理を行う関数が必要な場合は、内容がほとんど同じで引数の型だけが異なる関数を必要な型の数だけ用意して呼び分けなくてはならない。 ジェネリクスを用いると、引数の型の情報を引数として渡すなどの方法で、あらかじめ特定のデータ型に決め打ちせずに処理内容を記述することができる。詳細な仕様や実装は言語により異なるが、多くの言語では、ジェネリクスを利用して定義されたクラスやメソッドが必要になったときに、
概要 オンボーディング(onboarding)とは、組織やサービスに新たに加入した人に手ほどきや支援を行い、定着を促したり慣れてもらう活動のこと。 もとの意味は「新人研修」で、企業などの人事・人材管理の分野で、新たに採用あるいは配属された従業員を、組織や部署のルールや文化、仕事の進め方などにいち早く慣れさせるための教育・訓練プログラムなどのことを指す。 日本で外来語としてオンボーディングという場合は、初期の形式的な新人研修プログラムだけではなく、現場への配属後も含め、ある程度長期的・継続的に提供されるきめ細かな支援プログラムを含むことが多い。新人の早期の戦力化や早期離職の防止などのために戦略的に行われる施策で、各種の面談や懇談、会合、メンター制度、総合的な相談窓口の設置などが含まれる。 顧客へのオンボーディング転じて、ソフトウェアやネットサービスで、利用者や加入者がいち早く使い方に慣れて習
概要 JSON(JavaScript Object Notation)とは、JavaScriptにおけるオブジェクトの表記法を応用したテキスト(文字)ベースのデータ形式。多数の要素が複雑な構造で組み合わせられたデータを簡潔な表記で書き表すことができる。JavaScriptプログラム上ではコードとして実行するだけで読み込みが完了する。 JavaScriptではオブジェクト定義の構文として、キーと値のペアを列挙したデータ構造を用いる。これは他のプログラミング言語では連想配列、ハッシュ、マップ、辞書(ディクショナリ)などと呼ばれるものに近い。 JSONでは、これと配列を利用して複合的なデータ構造を記述することができる。配列やオブジェクトの値として別の配列やオブジェクトを入れ子の形で記述でき、深い階層構造を持つ複雑なデータを表すことができる。 値として利用できるデータ型はJavaScriptに用意
システム全体を同じ機能を持った複数のコンピュータで構成している場合によく用いられる方式で、システムの稼動状態を維持したまま一台ずつ順番に更新する。更新中の機材は運用を停止するが、他の機材でシステムの稼動状態を維持する。 更新中は一つのシステムに同じソフトウェアの新旧のバージョンが混在することになる。システムの状態やデータについて整合性を維持しなければならないため、ソフトウェアが当初から新しいバージョンへのローリングアップデートを考慮して設計されている必要がある。
概要 アクセサ(accessor)とは、オブジェクト指向プログラミングで、オブジェクト内部のメンバ変数(属性、プロパティ)に外部からアクセスするために用意されたメソッド。メンバ変数をオブジェクト内部に隠蔽し、外部から直接参照させないようにするために用意される。 オブジェクト指向においてインスタンス内の変数などは内部の状態を表すものであり、外部から直に参照したり操作したりすべきでないという考え方に基づく。変数などへのアクセスに必ず対応するメソッドを経由することにより、メソッド内で適切にチェックや処理を行って破綻の無いように外部からのアクセスをコントロールできるという利点がある。 一方、Javaのようにpublic宣言が用意されている言語では、特に事情がない限り外部に公開してもよい変数などは直に操作するようにしたほうが記述が完結になり、コード量や処理量も軽量になるため、必ずしもすべてにアクセサ
概要 EOL(End Of Life)とは、「寿命の終わり」「(難病治療における)終末期」などの意味の英略語および英語表現。ビジネスの用語としては製品の販売や生産の終了を意味することが多い。 IT業界では、これまで販売してきた製品の新規の製造や出荷、受注などの終了、ソフトウェア製品などのサポート終了、修正・更新プログラムの提供終了などの意味で用いられることが多い。 販売終了を「EOS」(End Of Sales)、(ソフトウェアの)更新・修正終了を「EOM」(End Of Maintenance)などと区別する場合もある。そのような文脈ではEOLは製品の寿命の終わり、すなわち、利用者がそれ以上継続してその製品を使用すべきでない期限のことを意味することが多い。
概要 継続的インテグレーション(CI)とは、ソフトウェア開発において、ビルドやテストを頻繁に繰り返し行なうことにより問題を早期に発見し、開発の効率化や省力化、納期の短縮などを図る手法。特に、専用のツールを用いてこのプロセスを自動化あるいは半自動化し、効率的に実施すること。 分散バージョン管理システムなどを用いて開発している場合によく用いられる手法で、各開発者は定期的、あるいは頻繁に自らの担当するソースコードを中央サーバ(共有リポジトリなど)へ提出・統合する。 中央サーバ側では誰かが変更操作を行う度に(あるいは決まった時間間隔などで)プロジェクト全体のビルドや各モジュールの単体テスト、変更のあったモジュール間の結合テストなどを実施する。 結果は素早くアナウンスされ、また各担当者にフィードバックされる。何らかの不具合が生じた場合には各ビルドの直前に行われた変更や、変更箇所に関連するコードが原因
概要 フルスタックエンジニア(full-stack engineer)とは、通常はそれぞれに専門の技術者がいて分業されるような複数の技術分野についての知識や技能に精通し、一人でシステム開発や運用を行なうことができる技術者のこと。対象分野によって求められる技能の組み合わせ(スキルセット)は異なる。 例えば、Webサービスの開発・運用であれば、サーバコンピュータやネットワークの導入や設定、オペレーティングシステム(OS)やミドルウェアなどの導入や管理、サーバ側ソフトウェアのプログラミング、データベースの設計やDBMSの運用、クライアント側ソフトウェアのプログラミングやHTML/CSSコーディング、ユーザーインターフェース(UI)デザインなど、必要なすべての技術要素や分野について十分な知識や経験があり、独力でシステム構築やサービスの立ち上げ、運用などができる技術者を意味する。 資金や事業規模に乏
概要 外部キー(foreign key)とは、リレーショナルデータベース(RDB)で、テーブルのある列に、別のテーブルの特定の列に含まれる項目しか入力できないようにする制約。また、その際に指定する列。標準のSQLではFOREIGN KEY句を用いて設定できる。 ある列に入力するデータに制約を課し、別のテーブルのある列に登録済みのデータしか入力できないようにする。参照先のデータの変更に追随して自動的に参照元も書き換えるよう指定したり、参照先の削除や変更を禁じるよう指定することもできる。 例えば、受注テーブルの顧客コードの列に、顧客テーブルの顧客コードの列を外部キーとして設定すれば、顧客テーブルに登録されていない顧客コードを受注テーブルに誤って入力してしまうことを防ぐことができる。既存顧客の一覧から一つを選択して入力するような形にすることもできるようになる。 SQLでの記述テーブル作成時には、
概要 ITa(Integration Test A)とは、システムやソフトウェアの開発におけるテスト(試験)の段階の一つで、結合テスト(IT:Integration Test)を2段階に分けて行なう際に、前半部分に当たるテスト工程。 結合テスト(連結テスト/統合テスト)では、開発した複数のモジュール(部品)などを組み合わせて動作させた時に正しく動作するかを主に調べる。大規模なシステムなどではこれを2段階に分けて行う場合があり、前半の工程を「ITa」(Integration Test A)、後半を「ITb」(Integration Test B)という。 具体的に何を前半とするかは企業や現場により異なるが、実施主体の違いにより、プログラムの開発元自身が行う結合テストをITa、発注元など上位や外部の開発主体が行うテストをITbとする例が見られる。また、システムの規模や構造に基づいて、サブシステ
概要 WIP(Work In Progress)とは、制作途上のもの、やりかけのもの、進行中の作業、工事中、作業中、などの意味を持つ英語表現。製造や会計の分野では「仕掛品しかかりひん」を指す。3つの単語からなる略語(頭文字語)だが、通常の単語のように「ウィップ」と読む。「WIPs」と複数形で表すこともある。 WIPは途中まで進めたがまだ完了していない作業や、制作・製造の途上で未完成の品のことを指す。未完のまま途中で中止してしまったわけではなく、いずれ作業を続行・再開して完成・完了させるつもりであるという含意がある。 対象は物品や文書、ソフトウェア、プロジェクト、芸術作品、方法論など様々で、音楽や演劇などの分野では「WIP公演」と題して未完成の作品を試験的に上演する催しが開かれることもある。SNSなどでは制作途上のイラスト作品などに「#wip」というハッシュタグを付けて公開することがある。
概要 DNSキャッシュサーバ(DNS cache server)とは、利用者からの任意のドメイン名の名前解決の問い合わせを受け付け、当該ドメイン名を管理するDNSサーバへの問い合わせを(代理で)行い、結果を利用者に返答するコンピュータやソフトウェアのこと。 問い合わせ結果は一定期間保存され、期間内に同じ問い合わせが来た時には外部サーバへ新たに問い合わせることはせず自ら返答する。これにより各ドメインを管理するDNSサーバの負担が軽減され、利用者への応答時間も短縮される。 DNS問い合わせの仕組みDNS(Domain Name System)はドメイン名とIPアドレスを対応付ける世界規模のデータベースシステムで、各ドメイン名を管理する「権威DNSサーバ」(DNSコンテンツサーバ)が、そのドメインに含まれるホストとIPアドレスの対応関係を管理し、外部からの問い合わせに応答する。 ある特定のホスト
概要 REST API(RESTful API)とは、Webシステムを外部から利用するためのプログラムの呼び出し規約(API)の種類の一つで、「REST」(レスト)と呼ばれる設計原則に従って策定されたもの。RESTそのものは適用範囲の広い抽象的なモデルだが、一般的にはRESTの考え方をWeb APIに適用したものをREST APIと呼んでいる。 REST APIでは、URL/URIですべてのリソースを一意に識別し、クライアントがHTTP(あるいはHTTPS)で要求(リクエスト)を送信すると、応答(レスポンス)がXMLやHTML、JSON、CSV、プレーンテキストなどで返される。 URLパラメータ指定により引数を渡す仕組みなどはあるものの、セッション管理や状態管理などは行わず(ステートレス)、同じURLに対する呼び出しには常に同じ結果が返されることが期待される。 また、データの取得はHTTP
概要 ビッグバンテスト(big-bang testing)とは、ソフトウェアテストの手法の一つで、プログラムを構成するすべてのモジュール(部品)を繋いで一気に動作検証する方式。実行前にそれぞれのモジュールは単体テストを完了している必要がある。 ソフトウェアテストは開発したソフトウェアの動作を検証する工程で、開発段階に応じて単体テスト、結合テスト(統合テスト)、システムテストなどの種類がある。ビッグバンテストは複数の構成要素を組み合わせる結合テストの手法の一つである。 結合テストのうち、上位プログラムから順に下位プログラムを繋いで段階的にテストする手法を「トップダウンテスト」、下位プログラムから順に上位に向かってテストする手法を「ボトムアップテスト」というが、ビッグバンテストはすべての要素を繋ぎ合わせて一度にテストする。 段階的に繋いでいく手法では未完成なプログラムの代わりに用いるドライバや
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