旧日本軍の「南京事件」を巡る河村たかし前名古屋市長の発言により、市と友好都市の中国・南京市の公的な交流が途絶えている問題で、名古屋市の広沢一郎市長は4日の定例会見で「早期の交流再開が望ましい。できる限りのことをしたい」と関係改善に意欲を示した。 両市の交流は、2012年2月に河村氏が南京市からの訪問団に「いわゆる南京事件はなかったのではないか」と発言したことで途絶えている。広沢市長は河村氏の発言について「個人の考えから出たもの」と述べ、市の見解とは異なると説明。日本政府は「非戦闘員の殺害や略奪行為などがあったことは否定できないが、被害者の具体的な人数は諸説ある」との見解を示しており、広沢市長...