貴景勝は以前から痛めていた首のけがなどのため、ことし5月の夏場所を途中休場し角番で迎えた7月の名古屋場所では5勝10敗と負け越し、通算で30場所務めた大関から関脇に陥落しました。 今場所は10勝以上をあげての大関復帰を目指していましたが、持ち味の突き押しに力強さがなく初日は大関経験者の御嶽海、2日目は平幕の王鵬に敗れて連敗し、首のけがを理由に3日目から休場していました。 日本相撲協会は20日、理事会で貴景勝の引退と年寄の「湊川」の襲名を承認したことを発表しました。 今後は、湊川親方として後進の指導にあたることになります。 貴景勝は21日、引退の記者会見を行う予定です。 貴景勝は、兵庫県芦屋市出身の28歳。 強烈な突き押し相撲を持ち味に初土俵から4年後の平成30年の九州場所で初優勝を果たし、翌年の春場所後に大関に昇進しました。 その後はたび重なる首やひざのけがなどに苦しみましたが、大関を通算