常識をくつがえす新発想の交差点「反転交差点」が、国土交通省の採択によって研究が進められています。いったいどんな交差点で、どう便利になるのでしょうか。 反転交差点は、従来の交差点で課題となっていた「右折・直進の衝突事故」「右折信号待ち」などの解決に期待がかかる、新たな交差点構造です。 アメリカでは「Diverging Diamond Interchange(DDI)」と呼ばれ、すでに現地では数か所で試験的に導入されています。 道路と道路が立体交差する場面で、地上道路からバイパスランプへ右左折していくところで、効果を発揮することになります。 具体的には、高架・掘割のバイパスと地上道路(例:国道357号の千鳥町交差点)、あるいは十字路で信号スルーのための立体交差がある場所(例:環八通りの谷原交差点)などです。 バイパスへ入るクルマが多いのに、右折信号が短くて、なかなか右折待ちの行列がはけないこと