ぬい活を始めたのは私なのに、最近おかんのほうが詳しい。最初は推しの服を一着作ってもらっただけだった。写真を送ったら普通に作ってくれて、かわいかったから「またお願い」と言った。それから実家に帰るたびに服が増えていった。 最初は普段着。その次がお出かけ用。気づいたら冬用まであった。さらに雨の日用も作っていた。雨の日にぬいを外へ連れて行くことなんてほとんどないのに、母の中では「外に出るなら雨の日もある」らしい。パジャマもあった。寝るとき用。ぬいを寝かせることはあるけど、パジャマという発想はなかった。 服が増えてくると、今度は洗濯の話になった。この布は縮む、この色は別で洗ったほうがいい、干すときはこうしたほうがいい、と細かい。私が一度適当に洗ったら、普通に注意された。自分の服よりぬいの服のほうが丁寧に扱われている。 そのうち季節まで気にするようになった。まだ冬なのに春物ができていて、春物を見せても