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衆議院選挙2026
bunshun.jp
ジャングリアは、入場者が2025年7月から2026年1月の半年間で約65万人と発表している。しかし、社員によれば「この数字はパークとスパの来場者を足し合わせたもので、パークだけの数字を見れば、実際のところは当初の来場者目標の半分程度となる50万人にとどまっている」という。 2月に来場したAさんは、ある“違和感”を覚えたという。 「17時頃、事前告知なく、乗り物のアトラクションがクローズしたのです。目玉の『ダイナソーサファリ』も、閉演の19時を待たずに18時で受付を締め切り、最後まで運営していたアトラクションは1つのみ。他のテーマパークだったら、ありえないです」 今後について、金融機関の関係者は厳しい見通しを予測する。 「ジャングリアは集客数が低迷しており、株式会社ジャパンエンターテイメントが、このままでは数カ月ほどで倒産する危機に直面しています。ただ、これまでイマーシブ・フォート東京(IF
『ニッポンの移民』(是川 夕 著) 忘れられない体験がある。昨年6月の東京都議選を現場で見たら、排外主義的な演説が多いことにギョッとしたのだ。その「流行」は直後の参院選にも引き継がれ、しかも語られている内容には事実と異なるものが少なくなかった。 公的な場で政治家や候補者が、ヘイトのような言葉を平然と口にする。すると「そうか、言ってよいのだ」とスイッチを押された人が出てきても不思議ではない。8月のホームタウン騒動は記憶に新しい。今回の衆院選でも「移民受け入れ反対」を掲げる党や候補者がいた。私が現場で耳にしたのは、「ヨーロッパのような移民政策はダメだ」という大声だった。 しかし、欧米との比較はナンセンスなのである。本書『ニッポンの移民』は、これをはっきり否定する。ヨーロッパで永住型移民に占める家族移民の割合が高いのは、たとえば旧植民地からの移住が多く、その多くが家族呼び寄せによるものだからだ。
この記事に対し、Yahoo!ニュースのコメント欄(ヤフコメ)では様々な反応が寄せられている。 「会社というのは、状態が悪くなると必ず優秀な人から逃げていく」というコメントや、「主力5人退社というのは、『刀でキャリア形成の勝負ができない』『会社に魅力が感じられない』とかそういった背景があると見て間違いないと思う」と、マーケターの大量退社の背景を推察するユーザーも見られた。 刀の現状に対して厳しい声が寄せられる中、再起を期待する声も多かった。あるユーザーは「森岡さんのリーダーとしての魅力はすごく感じていて、熱量や心意気に惹かれるものがあるのは確か」というコメントを寄せていた。 一方、「森岡氏が注目されて表に出てきてしまったのがある意味諸刃の剣」「テーマパークはキャラが先に立たないといけないのだが誰もが運営会社の話しかしていない」と、森岡氏が必要以上に目立っていることを指摘する声もあった。 US
M-1優勝するためには後半の方が良かった ――2025のM-1はヤーレンズからスタートしました。トップバッターとしていかがでしたか。 楢原真樹 我々がトップバッターだから、結果的に大会は盛り上がったんですけど。我々的にはこれ「持ってない」ですよね、やっぱり。絶対に後半の方が良かったですね、優勝するためには。たくろうがトップバッターで、我々が6番ぐらいで出るのが一番理想でした。 ――でも25年のM-1は「神回」などと呼ばれて、トップバッターであるヤーレンズの力が大きかったと分析する人も少なくない。 楢原 そうなんですよ。だから持ってるのはたくろうなんですよ。あそこでトップを引かないのがたくろう。 出井隼之介 つくづく自分たちは本当に持ってない側だし、選ばれない側の人間だなと感じていて。全く天才じゃないっていうか。 ――カリスマでもない、天才でもない。 出井 令和ロマンと1年間ツーマンライブ
M-1に出るか出ないか…2人の意見が割れていた ――ヤーレンズさんの新春インタビュー、もはや恒例となっております。本当に毎回大反響をいただいておりまして。 出井隼之介 良くもあり悪くもあり(笑)。 ――去年のインタビュー時点では、まだ次のM-1に出るかどうか悩んでらっしゃいましたよね。 出井 僕は出る気だけど、この人(楢原)があんまり出る気じゃなかったですね。2人足並み揃ってないんだったらどうなるかなっていう状況だったんですけど。 楢原真樹 そうですね、浅はかでしたあの時は。 出井 ああ、そうなんだ(笑)。 楢原 いや、でも一番でかかったのは全国ツアーで。全国ツアーをやることが決まって、実際全力でできたので。M-1どうしようみたいな話し合いは、マジで9月ぐらいからだったんですよ、ネタに関しては。今年作ったやつで何かM-1でできそうなやつあるかなぁぐらいの。 「M-1に出ないって、エンタ
ヤーレンズがアクスタやチェキに対して懐疑的であることは、芸人界ではよく知られている。推し活が日本中を席巻する昨今、お笑いというジャンルもその只中にいる。お笑いと推し活はどのような関係であるべきなのか。エンタメは我々の生活においてどのような役割を果たしているのか。ヤーレンズが行き過ぎた推し活に警鐘を鳴らすその理由とは。お笑いと、それに付随する価値について、議論はあの大物野球選手のCMにまで波及していく。
解散について会見する高市首相 Ⓒ時事通信社 高市は自民党総裁選で勝利するも公明党が連立離脱。日本維新の会と連立を組むことでなんとか総理大臣に指名された。強い政権基盤を築くには、やはり解散総選挙に打って出て国民の信任を得る必要があるとの思いを、拭い去れなかったからだ。師と仰ぐ安倍晋三が7年8カ月にわたって政権を維持できたのは、解散戦略に長けていたからに他ならない。ただ自民は昨年7月の参院選後、石破おろしと総裁選で3カ月もの政治空白を作っていた。まずは臨時国会で物価高対策としてガソリン税の暫定税率廃止と補正予算を成立させる必要があった。 解散スケジュールを決めたとされる今井内閣官房参与 Ⓒ時事通信社 臨時国会の後、安倍政権で首席秘書官を務めた内閣官房参与の今井尚哉ら側近は高市に進言した。 「もし国民民主との三党連立が成立したら、総選挙の勝敗ラインは『三党で過半数』になる。となると総理が目指す
いったいぜんたい、どんな生活を送ればラーメン二郎を食べ続けられるのだろうか。直系二郎大好きマンさん(以下、大好きマン)とその奥様(大好き妻)に二郎生活術を教えてもらった。(全2回の1回目/続きを読む) ◆◆◆ ラーメン二郎であれば「いくらでも食べられる」 ——900日以上ということは、2年半ほどは毎日ラーメン二郎を食べ続けているということになります。もちろん二郎が大好きなのはわかるのですが、好きというだけで続けられる次元ではないような……。 大好きマン 好きだからですよ(笑)。他のモノを食べたいなと思うこともありますけど、二郎を食べたらそんな思いも吹っ飛びます。 僕は燃費が悪いんです。だから、いくら食べても食べても食べられる。それは子どもの頃からですね。二郎だったらもっと食べられる。二郎特異体質じゃないかなと、自分で思っているんです。 プロフィール文には信じられない文言が並ぶ(大好きマンさ
欧米の政財界の有力者を巻き込み、世界に衝撃を与えた性的スキャンダル「エプスタイン事件」。首謀者であるジェフリー・エプスタイン元被告が2019年に勾留中に死亡したことによって真相は闇に葬られたかのように思われたが、2026年1月、事件の捜査資料、通称「エプスタイン・ファイル」の一部が新たに公開され、世界中の注目を集めている。 なぜ、トランプ米大統領を巻き込む政治的騒動にまで発展したのか。なぜ、事件から6年が経過した今、文書が公開されたのか? 昨年夏、現地の報道をもとに事件について迫った、在米ライター・堂本かおる氏の寄稿を、一部をアップデートして公開する。 ◆ ◆ ◆
〈日本のビザの手続きはどんな状況? ロシア人の件は、順調に進んでいると思う。月曜日には、安倍首相に会う予定だよ〉 2015年4月24日。「世紀の性犯罪者」ジェフリー・エプスタインへ宛てたメールの差出人は……。 19年7月に少女への性的虐待や売春あっせんの容疑で逮捕され、約1カ月後にニューヨークの拘置所で自殺した米富豪のエプスタイン。米司法省は1月末、捜査関連資料「エプスタイン文書」300万ページを公開した。 「被害者は1000人以上。文書にはトランプ大統領、英国のアンドリュー元王子、ビル・ゲイツ氏、イーロン・マスク氏といった著名人とのメールのやり取りや写真が含まれる。彼らの多くは“知らなかった”と、性犯罪への関与を否定しています」(在米ライター) 晩年のエプスタイン 日本人でひときわ多く登場するのが、伊藤穰一氏(59)。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの所長だったが、エプスタ
舞台は、カリブ海に浮かぶリトル・セント・ジェームズ島(LSJ)。98年にエプスタインが島ごと購入し、セレブたちを招待しては性的人身売買が行われたとされ「ペドフィリア(小児性愛)の島」「乱交島」などと呼ばれた場所だ。 「悪質なことに、島は厳重に監視され、島外との行き来が可能なのは許可されたボートやヘリコプターのみでした」(在米ライター) そんなLSJに東芝は再生エネルギー設備を設置する営業をしていた。そのことを示す資料がエプスタイン文書のなかで数十点確認できる。東芝は2012年から13年にかけて、エプスタイン側と電話やメールで複数回やり取り。13年2月には19ページにわたる提案資料を送っていた。その後、2019年7月にエプスタインはニューヨークの検察当局によって起訴され、勾留中に死亡した。謎に包まれた死によって、他の大物との関係が取り沙汰され、大々的なスキャンダルとなった。 東芝に経緯を尋ね
11議席を獲得し、大躍進を果たしたチームみらいの安野貴博党首(35)。「やりました!」と拳を突き上げて喜びを露わにした。 チームみらいは2025年5月に安野氏が設立。「デジタル民主主義」の実現を掲げ、7月の参院選で安野氏が比例で当選した。今回の衆院選では、先端技術への投資や社会保険料の見直しを政策に掲げていた。 「支持層は20〜40代が中心ですが、既存政党が消費減税を掲げる中、消費減税に慎重な姿勢を見せ、支持を広げた」(政治部記者)
総選挙で316議席を確保する“超圧勝”を収めた自民党。今後、高市カラーの政策がより強力に推し進められる。その時、日本経済に何が起きるのか。物価は、消費税は、ローンは、年金は――どこよりも早く徹底検証する。 ▶異例の支持表明 トランプを骨抜きにした「サナエ呼び」 ▶インフレ悪化で年金2割減少&住宅ローン3%へ ▶衝撃データ「悲願」消費減税でも物価は下がらない? ▶見えた!日経平均7万円でAI、建設、土木が買い ▶バブルを的中伝説のスイス人投資家が予言「日本の資産価値は下がってゆくだろう」 気温2度の小雪舞う東京都世田谷区。宰相が選挙戦最後の演説場所に選んだのは、二子玉川駅近くの公園だった。午後7時前、ファミリー層が多く暮らすこの地に、彼女は歓声とともに姿を現し、マイクを握りしめこう切り出した。 「日本列島を強く豊かに、高市早苗でございます」 お決まりのフレーズ「働いて×5」を途中で言葉に詰ま
今月2月末で閉業するテーマパーク「イマーシブ・フォート東京(IFT)」。運営する株式会社刀の森岡毅CEO(53)は、「日本を代表するマーケター」の異名をとる。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復させた立役者として、メディアで度々取り上げられてきた。 「森岡氏はUSJから独立後、2017年に刀を創業。『マーケティングとエンターテイメントで日本を元気に』を理念に掲げ、森岡氏の元にマーケターの精鋭たちが集まった。これまで、西武園ゆうえんちやハウステンボスのリブランディングなどにも携わってきました。2024年、初めて企画・開発から運営まで全て自前で手掛けたビッグプロジェクトがIFTでした」(経済誌記者) ところが、わずか2年で閉業となった。IFTプロジェクトに関わっていたA氏が「週刊文春」の取材にこう打ち明ける。
マーケティング支援企業「刀」の森岡毅CEO。USJを再建したという実績を引っ提げ2つのテーマパークを開業するも、イマーシブ・フォート東京は2月末で閉業、さらにジャングリア沖縄も不入りで苦境が続いている。「週刊文春」では、第1弾でイマーシブ・フォート東京の閉鎖の内幕やジャングリア沖縄の運営会社の倒産危機を、第2弾ではユニバーサル・ジャパン(USJ)時代の森岡氏の“実績”と当時の同僚たちの証言に乖離があることをリポートした。「週刊文春」が森岡氏に取材を申し込んだところ、書面で回答が届いた。 「刀」の森岡毅CEO ©︎時事通信 Q1 USJ時代の実績を著書で誇張している? USJ 在籍時に執筆した私の著書は、出版前に当時の USJ社内で内容確認を依頼し、記載について事実誤認がないことを確認したうえで出版されたものです。したがって、書籍に記載した USJに関する事実関係について、当時の社内認識と乖
【告発第1弾】森岡毅「刀」から主力メンバー5人が逃げ出した!《ジャングリア沖縄は倒産危機》《IFT開業前後にエゾシカの写真が…》 「大反省が必要で、重く受け止めています」 東京・お台場のテーマパーク「イマーシブ・フォート東京(IFT)」が、2月末、開業からわずか2年で営業終了する。 運営する「刀」の森岡毅CEO(53)は2025年12月25日、テレビ東京の報道番組「WBS」の取材に応じ、冒頭のように反省の弁を述べた。 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)復活の立役者でもあり、“マーケティングの神様”とも称される森岡氏が仕掛けるテーマパークということで、IFTは開業時から大きな話題を集めてきた。しかし、結果として累計62億円もの赤字を計上し、閉業が決まった。 「IFTの事業を担当していた中心メンバーの大半が、森岡さんの経営に疑問を感じ、すでに会社を去りました。今、刀そのものも存続の危機
ある日、オタクが消えた――。 そう語るのは、『「推し」という病』の表紙を務めたレースクイーン・髙橋七瀬さん(20)だ。 彼女にはイベントや撮影会に万難を排して駆けつけるコアな“7人のオタク”がいる。しかしある日、そのうちの1人が突如として行方をくらませた。事件なのか、事故なのか。心配になり自分のオタクを探して東京と神奈川を走り回った髙橋さんを待っていたのは、衝撃の結末だった。 ◆◆◆ ――髙橋さんには「7人の小人」ならぬ「7人のオタク」がいるんですよね。 髙橋 いつもイベントに来てくれるメンバーで、いちばん年上の人が68歳です。それから58歳が2人、57歳が3人、最年少が46歳ですね。 ――ファンの年齢まで把握してるんですか!? 髙橋 結構なペースで8人で会ったりしているので、普通に覚えてますね。地下アイドルをやっていた時から、私のファンは年上の人しかいないんですよ。「可愛いと思うけど緊張
『消費減税、首相が沈黙 「争点つぶし」成功、透ける戦略 衆院選』(2月4日)。 朝日と産経がほぼ同じスタンスに 首相の沈黙を「戦略」と書いてしまう朝日新聞なのである。記事では、複数の政権幹部の言葉が紹介されている。 朝日新聞はこうした首相側の説明を書くだけ。選挙期間中に政策について沈黙することの是非を論評していない。記事の最後は、「首相は1日のNHKの討論番組を手のけがを理由に欠席し、公示後に党首討論には参加していない」と淡々と締めくくられている。どこか、ハレモノに触るような書きぶりにも見えた。論評したら怒られるのだろうか。 この2日後に朝日は社説で「衆院選 語らぬ首相 拭えない逃げの姿勢」と書いたが、「逃げの姿勢」はお互い様に見えた。 ちなみに産経新聞は、「首相、消費税言及を封印」「安全運転」と1面で書いていた(2月5日)。 ここにきて朝日と産経がほぼ同じスタンスになるのがとても面白かっ
総選挙を終え、積極財政に突き進む高市政権。アベノミクスの継承を主張する高市首相の経済対策について、異次元緩和を主導した前日銀総裁・黒田東彦氏はどう評価するのか。 経済学者・成田悠輔氏と対談 黒田氏は、2月10日(火)発売の「文藝春秋」3月号で、経済学者・成田悠輔氏と対談。高市首相の政策について、次のように語った。 「アベノミクスの時は円高でデフレだったから『金融緩和』と『積極財政』が効きました。けれど今は逆に円安でインフレなんだから、本来は金融も財政も引き締めるべきだと思います。AIなど最先端技術を財政で支援するのはいいと思うんですけど、物価高対策として『おこめ券』のような形で出しちゃうと、むしろインフレを促進する可能性があると思います」
“DNAを共有する子供”が増えることによる危機 テレグラムCEOのパヴェル・ドゥロフは精子提供によって「世界12カ国に100人以上」の子供をもうけた。オランダのYouTuber、ジョナサン・マイヤ―は精子の大拡散により、おそらく1000人を超える子供を作り、“シリアル精子ドナー”と呼ばれた。アメリカの不妊治療医ドナルド・クラインは患者の女性に密かに自分の精子を注入し、少なくとも94人の子供を誕生させた。 方法はどうあれ、DNAを共有する子供が世界に100人、1000人の規模で存在すると、そこには大きなリスクが生まれる。 一人の男性の精子を大量に拡散し、同じ遺伝子を持つ子供を何十人、何百人、何千人と産むと、当事者と周囲がアイデンティティについて苦しむことに加え、時には疾患を抱える。さらに向こう100年、200年にわたって社会的な危機を招いてしまう。 意図しない近親相姦のリスクも 最大のリスク
映画には入れられなかった「撮られてはいけないこと」 ――本書の読後感としては、お父さんも、息子が撮っているのは単なるホームビデオではないと、気づいていたのではないかと思いました。 藤野 まあ、父は気づかないふりをしていたのかもしれないですね。そうすることで事を荒立てないようにしていたのかもしれない。というのも、「これは撮られてはいけないこと」ということをわかって行動していましたから。 ――「撮られてはいけないこと」というと……。 藤野 私は大学生の頃から、父が台所で食事の準備をしている時に、胸ポケットからスポイトのようなものを取り出して、姉のお茶に何かを入れる動作をするのを見ていました。姉に向精神薬をひそかに飲ませているのではないかと思い、父を問いただしたこともあります。でも、何も答えてくれなかった。 藤野知明さん ©佐藤亘/文藝春秋 その後、家の中でビデオを回すようになると、両親が食事の
『どうすればよかったか?』は、何のドキュメンタリーなのか? ――映画『どうすればよかったか?』は、統合失調症のお姉さんのドキュメンタリーだと思われがちですが、実際はそう言い切れるものでもない。そのために多様な感想が生まれる作品だと思いました。 藤野 第一に、「姉のドキュメンタリー」では全くありません。では、『どうすればよかったか?』は、何のドキュメンタリーなのか? これは、姉が統合失調症を発症した時、父と母、そして私が、どう行動したのかのドキュメンタリーです。受け入れがたい事実に直面した時に、人はどう行動するのかの記録なんです。 ――映画もそうですが、今回の書籍にも、冒頭に「姉が統合失調症を発症した理由を究明することを目的にしていません」とあります。 藤野知明さん ©佐藤亘/文藝春秋 藤野 もし映画に精神科医が出てきて、病気についての解説を始めたら、それでは医療ドキュメンタリーになります。
「(姉には)青春がなかったですね」「そんなこと言っちゃいけない」 ――書籍で印象深いのが、お母さんが「(姉には)青春がなかったですね」との言葉をもらすと、お父さんは首を振って「そんなこと言っちゃいけない」と言うエピソードです。 藤野 その時、私は聞こえないふりをしていました。家族との色々な思い出はあるけれども、あの時のことは、今でも忘れられずにいます。 私自身のことを言えば、姉が統合失調症を発症したことで、それを機に両親の言うことの反対をやり始めました。そうしないと、姉と同じ落とし穴に陥ってしまうと思ったからです。いつの間にか「統合失調症にならないことが私の人生の目標」になってしまったと本には書きましたが、姉と同じように両親に束縛され続けるのを恐れるようになっていました。 藤野知明さん ©佐藤亘/文藝春秋 ――それで高校・大学時代にタルコフスキーの映画や宮﨑駿のアニメに惹かれていく様子が書
父は姉について「全く問題ない」と言い続けた ――書籍のカバーには、映画のポスターと同様に、お父さんの還暦祝いの家族写真が使われています。藤野さんは今年、この時のお父さんの年齢になりますね。 藤野知明さん(以下、藤野) ほんとうですねえ。父はこの時、幸せな家族を撮りたかった。だけど私は何ごともなかったかのように演じるのが嫌で、カメラから顔を背けています。当時、すでに姉は統合失調症を発症していたと思われる状態で、私はそれを認めない両親と口論ばかりしていました。 両親は、ふたりとも医者で研究者でした。姉も医学部を目指し、4度目の受験で合格します。けれども、大学在学中の24歳のある日(1983年)、突然叫び声をあげるようになったのです。当時、私は高校生でした。その夜、救急車で姉は精神科に運ばれたのですが、驚いたことに翌日、単身赴任で札幌の家を離れていた父が、姉を連れて家に戻って来たんです。「全く問
2026年1月、棋王戦挑戦者になった増田康宏八段に率直な質問をぶつけてみた。返ってきたのは、増田らしい感情を隠すことのない答えだった。 「一発かませるとは思うんですよ。僕は最大出力には自信がある。それを出せるコンディションと作戦面でしょうか。ただ、序盤の研究にはあまり時間を割いてこなかったので、その選択の幅を厚くしなければならない。昨年は事前の調整で混乱してしまったのですが、解決策はいろいろと見えてはいます」 棋界の絶対王者・藤井聡太は、好不調の波が非常に小さいとされる。中終盤の読みの深さ・正確さが高い勝率の要因と見られがちだが、序盤における知識量こそが、それを可能にすると増田は言う。 「序盤でストレスを感じないことで、中終盤に集中力を発揮することができる。あと、負けるかもというプレッシャーがないように見える。精神への不要な消耗は少ないほどいい。ただ、最近の対局には『あれっ?』と感じること
財力と肉体美を兼ね備えた“ロシアのザッカーバーグ” ドゥロフは1984年にロシアで生まれている。2006年にロシア版Facebook『VKontakte(VK)』を立ち上げたことから当初は“ロシアのザッカーバーグ*”と呼ばれた。VKに対するロシア当局からの干渉が強まったことからドゥロフは2013年に新たなSNS、テレグラムを開発した。 *マーク・ザッカーバーグ=Faebookの創業者 テレグラムに対しても当局の干渉が始まり、ドゥロフは2017年にテレグラムの本社をロシアからドバイ(アラブ首長国連邦)に移し、自身もロシアを出てドバイに居を構えた。 ウォール・ストリート・ジャーナルは、翌2018年にフランスのマクロン大統領がテレグラム本社をパリに移すようドゥロフに要請したと伝えているが、これは実現していない。しかしドゥロフは2021年にアラブ首長国連邦に加えてフランスの市民権も取得している。後
Netflix『1000人の子供を持つ男』より 物語はジョナサンの精子によって妊娠出産した3組のカップルと2人のシングル女性が、ジョナサンの精子拡散の実態を追求する過程を追う。 幼稚園の教諭であるニコレッタはジョナサンの精子提供を受けて女児を出産し、シングルマザーとして育てていたところ、同僚にもジョナサンの精子によって子を産んだ女性がいることを知る。ジョナサンは女性たちに「精子提供は5人まで行う」「あなたが3人目だ」などと語っており、女性たちは「国内のどこかに私の子供と半分血の繋がったきょうだいがいる」可能性は承知していた。ところが情報が集まるにつれ、当時のオランダの精子提供の上限である25人をはるかに超えた子供たちの存在が明らかになる。 「きょうだいと知らないまま結婚、出産したら」 母親たちは「将来この子たちがお互いにきょうだいと知らないまま結婚、出産したらどうしよう」と、近親相姦の可能
指にテーピングを施した右手でマイクを握り、為政者は言ってのけた。 「私を潰したい人はいろんなことやってきます。テレビや週刊誌で何てことを言ってんだろうっていうぐらい、本当にもうあの手この手で攻めてくる」 2月5日、衆院選佐賀2区の候補者の応援に立った、高市早苗首相(64)の言葉である。 「高市氏は1日朝のNHK『日曜討論』への出演をキャンセル。日本テレビ系『news zero』の藤井貴彦アナによる各党党首へのインタビューにも応じなかった。全国各地での応援演説には熱心な一方、自らの疑惑が追及されそうな場を避け続けています」(政治部記者) 高市氏をめぐる疑惑とは、「週刊文春」が入手した高市事務所の“裏帳簿”をもとに指摘した政治資金規正法違反や、これまで「金銭のやり取りなし」と断言してきたにもかかわらず、旧統一教会の友好団体からパーティ券収入を得ていた疑惑のことだ。
菅原氏は練馬区議や都議を経て、2003年に衆院初当選。19年に経産相に就任したが、同年「週刊文春」が、地元の有権者らにカニやメロンなどを配ったほか、秘書が地元有権者の通夜で香典を渡した公選法違反疑惑を報道。在任わずか1カ月で経産相を辞任した。 疑惑の真相はいカニ? 「さらに21年、特捜部が略式起訴の方針を固めたことから、同年6月に議員辞職。罰金40万円と公民権停止3年の略式命令が出た。停止が明けた24年10月の衆院選には自民党推薦の無所属で出馬するも、約1万票差で敗れた」(政治部記者) 返り咲きを目指す中、私生活に変化も。24年5月、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレ朝系)でレポーターを務めるフリーアナウンサーの岡安弥生(53)との結婚を発表したのだ。 「約10年間の交際を経てゴールイン。無職になって苦労してきた菅原氏を岡安さんは見捨てずに寄り添ってきた」(岡安の知人) 岡安は、ある日の個
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